松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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聖火リレー騒動について思うこと
先週末、日本にも北京五輪の聖火リレーがやって来ました。チベット問題が顕在化してからは、聖火リレーに限った話しではありませんが、世界各国での中国人とチベット(独立、自治についての)支持者との間での小競り合い、罵倒合戦が面白おかしく報道されています。

そもそも世界情勢についての興味が薄い我が国国民。報道番組でも国際情勢に関する報道はニュースにならない、視聴率が取れないそうです。ですから人気ニュース番組やそのキャスターも、国際情勢に関する報道はあまりやりたがらないと聞きました。過去のある人気ニュースキャスターは、日本において「国際情勢に関するニュースはニュースではない」とまで言っていたそうです。

ところが今回の聖火リレー騒動、長野での実施当日にかけて各テレビ局で報道合戦。当日は、全てのテレビ局が生中継(確認はしていませんが…)です。前出のニュースキャスターに言わせれば(逆説的に言えば)、今回の聖火リレーに関するニュースは、国際情勢の報道ではないようです。位置付けとしては、視聴率を取るためのワイドショー番組と言ったところでしょうか。ワイドショー番組であれば人畜無害です。ところが今回の報道合戦は、弊害を伴うものだったのではないでしょうか。

長野での聖火リレー翌日、日曜日のことです。某スーパーに妻と出かけると、どこからか少年の声が聞こえてきます。「チベットに自由を!!」と叫びながら、スーパーを駆け回っていました。聖火リレー当日はどのチャンネルも生放送でしたから、この少年を責めることも出来ません。リビングにいれば、テレビを通じて自ずと目にする光景です。ほとんどの子供達は騒動の理由も意味もわからずテレビ画面も眺めていたことでしょう。その映像が、突如として暴力的なシーンに切り換わる訳です。そして「チベットに自由を!!」と悪ふざけ。青少年に対する配慮など、テレビ局は番組構成や報道姿勢そのものを再考すべきだと思います。また騒動の当事者である中国人やチベット支持者も、これほど活発な報道合戦がなければ、大挙して長野市に集結しなかったかもしれません。そういう意味では、報道そのものが騒動を助長している可能性もあるのです。

また、小競り合いの参加者も、その行動そのものが双方の主張を述べる方法として最適かどうかを、もう一度考えるべきです。中国に120店舗以上あるフランス小売り大手、カルフールに対する不買運動も含め、お祭り騒ぎを楽しみ、ストレスを発散しているだけにも見えます。富士通系の在日中国人経済研究員、柯隆(か りゅう)氏によると、文化大革命により中国各地の「祭り」が禁止されたことから、中国人はストレス発散のため暴動を繰り返しているだと仰っていました。アメリカ大使館、サッカー日本チーム、カルフール・聖火リレーなど、数年おきに暴動が起こる原因は意外なところにあったようです。チベット支持者や「国境無き記者団」も然り。わざわざ手錠で描かれた五輪の旗を掲げ、合法的に来日されても迷惑です。聖火リレー参加者は、スポーツの祭典、平和の祭典としてのオリンピックを盛り上げ、楽しもうとしているだけなのです。長野においては、オリンピック出場予定者もリレーに参加していたわけですから、選手達は不安でしょうがなかったはずです。聖火リレーを妨害して、あなた達の目的を達することができるのでしょうか…。結論は否です。

民族問題は今に至るまでの歴史が絡み合い、いつの時代も複雑です。双方の主張の正当性に関する判断を、第三者が簡単に述べきではないでしょう。しかしながら当事者側も、第三者に迷惑をかけない配慮をお願いしたいものです。
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この記事に対するコメント

今回の一連の「騒動」に限ったことではないですが、個人の思想に基づくことか、何らかの他の力によるものか分からない事件や騒動の場合、しらけてしまいます。
信念に基づく行動か、そうでないかの区別は、他人からは難しいなと感じてしまいます。
また、このような騒動をある意味「お祭り化」して楽しむ若者をみると、悲しい気持ちになります。本当に楽しいことを見つけて欲しいです。
【2008/04/28 20:26】 URL | 出口 茂 #- [ 編集]


一番危惧するのは
この少年の様に「ちゃかし」が大多数を占めてしまって
本質が見えなくなってしまう事。

きちんとチベット・ウイグル・モンゴル・中国の歴史を学んで
それに基づいて報道して欲しいですよね・・・。

元共同通信社の青山繁晴氏は
その点では立派かな。
【2008/05/07 00:19】 URL | hide #/q/2XrHk [ 編集]


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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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