松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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自分の十八番を捨てること ~中年期からの成長のために~
タイトルの「自分の十八番を捨てること」とは、現在、日本将棋連盟会長の永世棋聖「米長邦雄」氏が、とある月刊誌(致知)の対談で仰ったお言葉です。小生、将棋が趣味でも嗜むわけでもありませんが、中年の私達には非常に大切な教えだと感じ、皆さんにもご紹介したいと思います。

この米長棋聖、平成15年に史上4人目の1,100勝を達成しており、将棋の世界では伝説の人(?)といったところでしょうか。棋士としては珍しく50歳の時に名人のタイトルを取ったそうです。一般的にプロの棋士の成長タイプは早熟が多く、20歳くらいでタイトルを取る人が多いとのこと。米長棋聖も、その後40歳くらいまでは横ばいかあるいは少しは上昇したそうですが、それ以降は下がる一方となり、ご自身でも体力や気力が落ちていくことを実感したそうです。

そんな下降トレンドの中年期、若手との対戦でタイトルを奪われ、次は予選から出場するもその予選でもボコボコに負ける。ご自身でも不思議に思い若い棋士を集めて研究会を開き、教えを請うことにしたそうです。この頃の米長棋聖、こういう場面ではこの技を使うという、自らが編み出した必勝パターン、栄光の一手があったそうです。ところが10年前は新手であっても数年の内に研究され尽くして、もはや成立しなくなっていたのです。

若い棋士の「先生、10年前はそれはいい手でしたが、今の局面はこの手でないとダメです」という言葉に、「そんなはずはない」と反論を繰り返しましたが、そのうちに「気づき」が生まれたそうです。これまでは体力や気力、思考力が落ちたと思っていたがそうじゃないんだと… 実は十八番の得意技を持っていたことが、成長をストップさせていたのです。

頂点まで上り詰めてもなお、若者から学ぶと言うのは簡単なことではありません。しかし、この気づきがあってからは過去の栄光にすがることをやめ、若手の棋士と同様に一日6~7時間を将棋の研究に当てることにしたそうです。その後の米長棋聖は、中年期真っ只中に再び成長トレンドを取り戻し、50歳で名人タイトルを取ります。「自分の十八番を捨てること」は相当勇気の要ることですが、その誇るべきものを手放した時、私達中年はまた新しいものを手に入れることができるのだと教えられた次第です。

ご同輩の皆さん、あなたの十八番は何ですか? あなたは十八番を捨てられますか? 今こそ十八番を捨て、共に、そして再び成長しましょう!!

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この記事に対するコメント

十八番ですか・・・。見当たりません。と言って、オールマイティでもない・・・。

私の場合、まず、十八番作りから始めなければと思いました。
【2008/04/19 19:56】 URL | 出口 茂 #- [ 編集]


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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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