松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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「叱られている(批判されている?)うちは…」
子供の頃だけではありませんが、小生たちの世代は「叱られているうちはまだましだよ」とよく大人たちに聞かされました。世代により差異はあるかもしれませんが、小生たちの子供時代には、親や学校の先生方が好んで使っていました。この言葉の表す意味は、親や学校の先生方、つまり指導者が、子供たちに関心をもっているからこそ、見捨てていないからこそ叱るのであり、本当に関心を持たなくなれば、つまりさじを投げる状態に陥ると、叱られるどころか無視される。だからこそ、その指導を謙虚に受け止め、成長の糧にしなさいというものです。

さて、本日の日経新聞国際欄に、米エコノミスト誌による日本への痛烈な批判が掲載されています。「なぜ日本は失敗し続けるのか」と題する特集記事。表紙で日本の英語表記に「i」を加えて痛み(pain)の意味を掛け合わせ、「JAPAiN」。世界から評価低下に苦しむ日本をジョークで冷やかしています。これを叱られている(批判されている)と捉えるなら(かなり強引ですが…)、日本はまだ見放されていないと解釈出来なくもありません。

さらには、日経平均株価が昨年7月以来27%下落したことをあげ、10年ぶりに「ジャパン・パッシング(passing)」論が浮上していると紹介。この、ジャパン・バッシング(bashing)ならぬパッシング(passing)の意味するところ。叱られている(批判されている)のではなく、無視されていることに他ならないのです。

思い出しました。当ブログでも紹介した昨年10月の米国金融リテール視察にてお聞きした、日経新聞社の米国現地記者「伴百江(ばんももえ)」さんのご意見。なんとなく質問の答えは予想はしていたものの、小生の「米国など、世界から見た現在の日本は?」の問いに、少々困った表情をしながら、「うーん… 無視されていますね」とのお答え。予想していたとは言え、やはりショックでした。

株価は国力、その国の経済力を映す鏡と言われます。どうやら我が国の状態は、昨年10月より悪化しているようです。米エコノミスト誌が指摘する通り、混迷する政治が元凶となっていることは、疑う余地はありません。また、われわれ国民にも、我が国の政治の仕組みをしっかりと学び、良い政治家を選ぶ(投票する)厳しい目が求めらます。米国の共和党と民主党のごとき二大政党制を模倣し、現状のねじれ国会を延々と放置することは、我が国にとって、国民にとって決して得策とはいえません。

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この記事に対するコメント
日本経済と株価
久々に投稿させていただきます。
日本を無視しているのは外人だけではないと思います。日本人も実は無視しているようです。
日本には、勤労力、技術力、人間力があります。また先物市場でも米国より先にできていました。CSRは既に三方よしで近江と伊勢にありました。簿記は1850年代に複式簿記を近江商人が作っていました。技術のみならず商売力も欧米並みであったわけです。なぜ日本人は欧米ばかり見て日本を見直さないのでしょうか。先日ダイヤモンドの雑誌で転職回数の多さで有名な山さんの紹介した益回りなどの計算式を使った株価評価のコメントを読みました。私自信で計算したところ日本の日経平均株価は14千円から11千円の計算になるようです。
経済成長力が成熟した日本の株価は世界の株価指標と同じくそれほどPERが高くあるはずはなく世界の指標と同じようになったとすれば今の株価は適切だといえそうです。
しかし、一方で英国の産業革命が1890年ごろアメリカに移り、そのアメリカ経済とともに成長した日本がアメリカの衰退と時を同じくし衰退していくのも当然ではないかと思います。いよいよ第三次産業革命が米国から中国へ大きなうねりとともに移行転換しようとしているようなご時勢です。
ちなみに米国はあと数年でイスパニア人などが白人を上回り白人の国ではなくなるという事らしいですが、日本人も中国語を勉強しなくては、日本社会で生きていけそうもない世界になりそうです。
今度の日本の開国はペリーの黒舟ではなく、中国の五星紅旗が日本に迫り開国を促しそうです。中国語が英語に代わる日も意外と近いきがします。
この数十年の内に中国とインドが米国のGDPを越えると米国ゴールドマンが予想しています。まだ数十年はかかりそうですが、日本人も今のうちに却下照顧で日本のいいところを見つけどんどん日本株を買うべきかと。そして海外からの買収に備えるのです。それが開国を迫る諸国への一番の防衛策になりそうです。それからの競争は次の世代にお願いするしかなさそうです。
【2008/03/02 21:27】 URL | 房総の蟄居人 #- [ 編集]


房総の蟄居人様
毎度コメントありがとうございます、励みになります。
房総の蟄居人様のおっしゃる通り、日本には日本の良いところ、あの苦しい戦後復興を乗越え、高度経済成長期を成し得た実績があります。正に温故知新。もう一度原点に立ち返り、自分達の進むべき道を模索してみるべきなのでしょう。
ただしかし、グローバル・スタンダードにかぶれているわけではありませんが、今更江戸時代のごとき「鎖国」寄りの方向に進むべきではないと考えます。現在の日本に必要なのは「鎖国」ではなく、明治維新の「開国」の精神ではないでしょうか。
【2008/03/03 07:17】 URL | 松江茂 #- [ 編集]


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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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