松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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「株式投信67兆円に」 少し心配なこと・・・
本日(7月13日)、日経新聞の第7面に、6月末現在の株式投資信託の残高が67兆円に達したことが報じられています。驚くべきことに、一年前に比べて47%増加、本年1月-6月の増加額は約12兆円とのこと。団塊の世代が定年退職する年を迎え、退職金などが大量に流入しているようです。当社でも同様の傾向が見られ、ここ数年間で投資信託のお預かり残高は飛躍的に増加しました。まさに「貯蓄から投資へ」の時代に本格的に突入したと言えるでしょう。銀行、郵便局の窓口で投信購入が可能になったことも追い風となっています。
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1月-6月の純資産残高増加額ランキングを見ると、外国株式や海外リート(不動産投資信託)、外国債券を中心に組入れた投資信託が上位を独占しています。アジアなど、新興国の株式で運用するタイプも増加しており、6月末残高は8兆6千億円とのこと。

さて、証券会社にとって、投資信託への資金流入は大変喜ばしいことです。しかしながら果たしてこのままで良いのでしょうか? 私は少々心配です。当社のお客様にも言えることですが、投資銘柄を決定する際、運用実績を重視しすぎていると感じます。最近の運用成績に惑わされ銘柄選択をしている投資家が多いことから、自ずと海外資産を多く組入れた銘柄に人気が集中しているのです。

確かに、運用実績を確認することは銘柄決定の重要なポイントとです。しかし、その前にどのような資産が組入れられている投資信託に、どのくらいの資金を投入するのかを決定しなければならないはずです。その後、運用実績の確認によりA銘柄にするか、B銘柄にするかを決定する(勝組みに乗る)、その程度のものです。おそらくより大切なのは資産配分、資産バランスの方ではないでしょうか。もし仮に、現在の資産バランスのままで急激な円高や海外株安、海外リート市場急落、新興国の情勢不安などが発生したら・・・ せっかく定着し始めた「貯蓄から投資へ」の流れが逆流することになりかねません。

全国の証券会社、銀行、郵便局の投資信託販売担当者の皆さん、今ならまだ間に合います。そして個人投資家の皆さん、あなたの現在の資産配分はどんな感じですか?
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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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