松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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「貯蓄から投資へ」 投資信託(資産配分)を考える
ご存知の通り、弊社は証券会社であり、小規模ながら直接投資の担い手ですので、昨今の「貯蓄から投資へ」の流れは大歓迎、大賛成です。弊社でも、個別企業への直接的な株式投資はもちろんのこと、投資信託、債券などの取扱を多岐にわたり手がけています。

この「貯蓄から投資へ」、以前も当ブログで取り上げましたが、少々気になることも・・・ 投資の手法はどうであれ、運用のスタイルや資産配分、外貨資産への投資を再考してみる必要があると感じています。

ところで、本日の日経新聞金融欄で報じられていますが、1月の投資信託への資金流入額が前月比7割減となったとのこと。「新興国株ファンドの運用成績悪化で個人も新規契約がほぼ止まった」ことが主因のようです。このほか、不動産投資信託(RIET)で運用するファンドでも引続き解約が優勢で、運用成績が好調だった外国債券で運用するファンドに資金が移動しているようです。混沌とした世界金融市場を象徴する動きと言えます。

しかしながらこの出来事、小生は、その主因を運用結果に求めるのは誤りであり、そもそも個人投資家の投資態度や金融機関の営業方針、委託会社の商品設計に問題があると考えます。

投資信託は、そもそも個別企業(株式)への投資とは異なり、長期投資を前提とした投資態度、営業方針、商品設計が大切です。だからこそ、個人投資家がこれまで株式投資に投下していた資金以外の「虎の子の貯蓄」が投資へ向かうのです。にもかかわらず、短期売買を前提に、流行ものの「テーマ株」や「新興国株」ファンドを持て囃し、資産配分を考慮せず好分配金だからと「外国債券」や「不動産」ファンドに過度な資金配分をしてしまう。投資信託というパッケージ商品でなければ、そんなリスクテイクはしないはずです。これでは、「貯蓄から投資へ」が長続きしないどころか、資金が逆流してしまう危険性もあるでしょう。

個人投資家のみなさん、投資信託を通じた投資であっても、その信託財産がどういった金融商品に配分されているのか確認してみてください。投資信託を介さなければ、決してそんなことは出来ないと感じたなら、それは危険信号かもしれません。

また、投資信託を販売している証券会社、銀行、郵便局は、個人投資家に資産配分のアドバイスが出来れば、その存在価値は高まること間違い無しです。売りやすいファンド、人気のあるファンドばかり販売していては、私達の望む、本当の意味での「貯蓄から投資へ」は実現しません。

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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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