松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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古紙配合率偽装問題
年賀再生紙はがきの古紙配合率が、契約で取り決めた40%を下回っていた問題の発覚により、日本製紙の中村社長が引責辞任することになりました。今回の問題は日本製紙にとどまらず、郵政側に再生紙はがき用紙を納入している大手製紙会社5社(日本製紙を含む)全ての偽装問題に広がりました。日本郵政のヒアリングによると、古紙配合率40%の用紙を使用する契約で、最高配合率が20%、最低が日本製紙のたった1%だったそうです。また、日本製紙は年賀はがきだけではなく、コピー用紙やノート用紙など広範な製品で偽装があったとの社内調査結果を発表しています。

昨年の漢字が「偽」に決定したことは記憶に新しいところですが、「偽」は私達の知らないところに依然として潜んでいるようです。この傾向は、しばらく続くのでしょうか…

日本製紙の中村社長は不正の事実を把握していながら放置していたことを認め、「コンプライアンス(法令遵守)よりも品質向上を優先した」と説明しています。

製紙技術について明るくない者が多くを語るべきではないかもしれませんが、このコメントにも偽装の匂いがプンプンします。私の知る範囲では、再生紙は新しい紙より品質面で劣ります。さらに、品質が劣るにもかかわらず、コストも高くつはずなのです。そこでこの偽装問題。日本製紙の中村社長は「品質向上を優先した」と説明しましたが、実際には「コストを優先した」のではないでしょうか?古紙再生には特殊な技術が必要なはずですし、手間隙もかかるはずです。ですから、古紙の配合率が高いほど、品質を維持しようとすればコスト高になるのは間違いありません。当社でも、コピー用紙は古紙配合の再生紙を使用していますが、品質が劣るにもかかわらず新しいコピー用紙より価格は高いのです。

私の認識に誤りがあれば、大変失礼な記事を書いていることになりますが、誤りだったとしてもどこかに問題があるはずです。再生紙を使う目的は地球環境の保護です。CO2の排出権が個人レベルで売買される現代、日本人のプリンシパルが疑われる、非常に恥ずかしい出来事です。

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証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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