松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

遠くをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す
タイトルの「遠くをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す」は、江戸時代の後期に農業復興政策を指導した農政家・思想家、二宮尊徳(金治郎)が残した言葉です。小生、二宮尊徳について特に勉強したわけではありませんが、毎月購読している月刊誌「致知」に掲載されているインタービューにて、「かんてんぱぱ」で知られる伊那食品工業会長、塚越寛氏が「座右の銘」として紹介されています。とりあえず全文を…

遠くをはかる者は富み
近くをはかる者は貧す
それ遠くをはかる者は百年のために杉苗を植う
まして春まきて秋実る物においてをや
ゆえに富有なり
近くをはかる者は春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみ目につく
故に貧窮す

なんと含蓄の深い言葉でしょうか。農業復興のみならず経営、さらには人生までにも通じる教示です。小生も経営者の端くれです。小生を含め世の経営者は、華々しい目先の利益を追求し、正に「近くをはかる者」になりがちです。昨年を象徴する一文字が「偽」に決定されたことも、経営者の「近くをはかる」姿勢がその要因の一つでしょう。

また(昨年の数々の不祥事とは無関係ですが)、小生は「遠くをはかる者」であることは、経営者に求められる最低限の資質だと思っています。自身の任期中だけ良ければといった「近くをはかる者」は経営者として失格です。経営者は、自身が引退した後の会社の事をも考え、現在の会社の舵取りを行なえる者、すなわち「遠くをはかる者」でなければならないのです。常日頃から、自身が「遠くをはかる者」でありたいと思うと当時に、「遠くをはかる者」が会社の要職に就くべきだと思います。

余談ですが、そう考えると政治家に求められる資質もまた「遠くをはかる者」ですね。現在の政治家の多くは「近くをはかる者」のような気がします。自身が現役を引退した後の日本国を考え、行動している政治家は果たして何人いるでしょうか。現在の自身、属する政党の立場しか考えていない政治家が目立ちすぎます。我が日本国の行く末は… 我々の日本国は、我々の手で守らなければなりません。皆さん、次の選挙では「遠くをはかる」ことの出来る先生に清き一票を投じましょう。

スポンサーサイト

この記事に対するコメント

私もいつも「自分にとっての利益、儲けは何か?」、「利益、儲けをどのような期間で考えるか?」と申し上げます。ただ、「先行投資」という言葉があるように、自分なりの期間を設定した後は、確率の高い投資か否かを見極めることが必要になることだと思います。
個人的には、企業経営は効率性の追求(何に配分するか)だと思っておりますが、効率が良いかどうかは、私自身はまったく自信がないです。
勉強すれば身につくのか、こんな性格なのか・・・。
【2008/01/09 10:09】 URL | 出口茂 #- [ 編集]


株式投資を忌み嫌う経営者も少なくありませんが、経営における先見の目は、株式投資に通じるところがあります。言い方を変えれば、リスクのある投資の究極が経営だと思います。もちろん、現場にいるのが経営ですからその方が解り易いという見方も出来ますが、他人から見れば株式投資のほうがずっと簡単なはずです。
出口先生も、トレーニングのつもりで始めませんか?株式投資を!!
注)これは勧誘ではありません。
【2008/01/09 11:28】 URL | 松江茂 #- [ 編集]


以前株式投資をしていましたが失敗ばかりです。目先を見ているからです。しばらくやめていましたが今年からはじめました。きっかけはウォレンバフェットの本を読んだからです。彼の投資手法で目が覚めました。選択して投資した株式は決してうらないのです。なぜROEが高くいい会社の株式を市場で売却しなくてはいけないのか。これが投資手法のようです。ちなみにコカコーラは数十年持っているそうです。そして何百倍の含み益を持っているようです。戦前から三菱重工業、新日鉄、戦後の松下電器、トヨタなどを相場に任せず今ももっていたら何百倍になっていた事でしょう。ちなみに日本銀行の株式は20年ほどまえ1単位で200万円程度でしたが今は1300万円です。株式投資は面白いですね。
これからはアジアのような気がします。長く持てるいい株式をアジアで探したいと思います。勿論日本株も選択していい株式を探していきますが。
【2008/01/26 16:55】 URL | 房総の蟄居人 #- [ 編集]


房総の蟄居人様
コメントありがとうございます。
素晴らしい投資理論だと思います。私ども松阪証券も「脱株屋」を標榜し、社員には我々は「予想屋ではない」と話していますが、これまでの習慣や歴史をがらっと変えることは難しい…。金融のワンストップサービス、コンサルティング営業の実現に向け、反省する機会になりました。ありがとうございます。
【2008/01/28 07:20】 URL | 松江 茂 #- [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://matsusaka.blog111.fc2.com/tb.php/68-55e2ad30
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。