松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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「売り手良し、買い手良し、世間良し」の「三方良し」
近江商人発祥の地と言われる五箇荘町は滋賀県にありますが、近江商人は自身(売り手)やお客様(買い手)だけでなく、全ての人達に喜んでもらうことを商売の理念とし、それを実行してきました。自分達の利益だけではなく、買ってくださったお客様や世の中の利益を考え、皆が幸せになるビジネスモデルを構築していたのです。

かのドラッカー博士も、経営の目的は利益ではないと断言されています。利潤動機には全く意味がなく、企業の存在理由は社会にある問題を解決し、人間の幸せを実現するためにあるのだと述べられているのです。この考え方は、近江商人の「三方良し」と全く同質のものです。現代でも、この近江商人の「三方良し」の経営手法、もしくは経営哲学に学ぶものは大いにあると思います。と言うより、経営の原点そのものです。

そもそも、生業とは何か。もちろん、「売り手」自身が生きて行くための行為です。しかし、それ(利潤動機)だけでは商売は成り立ちません。商売とは「買い手」の欲求を満たしてこそ成立し、それを広く「世間」が受け入れてこそ営むことが可能となるのです。何処かで誰かに迷惑をかけいるような商売は、いずれ衰退してしまう運命にあるのです。極端な考え方かもしれませんが、もし順序をつけるならこうなるのでしょうか・・・

①「世間」のためになる商売かどうか、「世間」に迷惑をかけることはないか。
②「買い手」のお役に立つ商売かどうか、「買い手」の欲求を満たすことができるか。

おやおや、「売り手」がでてきません。そうです、「売り手」の利益はあくまでも結果だったのです。「売り手」が自身の利益を目的にせず、①と②を目的に商売を実践すれば、結果として「売り手の」の利益が生まれてくる。それが近江商人の言う「三方良し」なのだと思います。

「売り手良し、買い手良し、世間良し」、果たして松阪証券は「三方良し」の商売が出来ているのでしょうか・・・。日々勉強と努力と反省の毎日です。


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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

この記事に対するコメント

会社の継続には、世の中に必要とされることが不可欠だと思います。ついつい、切羽詰り社員にノルマを課してしまうと、売り手のみになってしまいますので最悪ですね。そう考えますと、経営者がどっしりとその辺りを見据えないとと思います。
【2007/12/21 13:15】 URL | 出口 茂 #- [ 編集]


出口様
いつもコメントありがとうございます、励みになります。
さて、一昔前まで証券会社では「ノルマ」はあたりまえでした。今ではさほどでもないと思いますが、会社歴史や文化は簡単には変わりません。ですから、「ノルマ」まがいの「目標」先にありきの証券会社はまだまだ残っているような気がします。皮肉なことに、株式相場が活況を呈すると、そんな会社の方が利益を上げやすくなってしまいます(少々無理な営業をしても、お客様に迷惑をかけにくいからです)。経営者として、そんな他社動向にも惑わされず、我が道を行く。「三方良し」は、強い意思と忍耐力がないと実践できないものですね。
【2007/12/21 18:11】 URL | 松江茂 #- [ 編集]


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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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