松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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プリンシプルのない日本
最近、折に触れて感じることですが、日本(人)には「プリンシプル」が欠如しているようです。もちろん諸外国(人)との比較においてですが、グローバル化が加速度的に進行する現代において、致命的な足かせに為りかねない状態だと思います。

「プリンシプル」と言う言葉は英語ですが、広辞苑を開いてみますと「原理・原則」と記されています。かの白洲次郎の著書に『プリンシプルのない日本』というタイトルがありますが、まさに同感です。彼が活躍した(ご本人がそう思っているかどうかは不明です)第二次世界大戦後、戦勝側の列国からの遅れを何とか取り戻そうとしていた時代、彼がそういう思いを持っていたことを想像するのは難しいことでありません。

確かに、規則や法に則って行動することは大切なことです。規則や法を遵守することは、人としての最低限の義務です。しかしながら、ルールを守ることよりはるかに大切なのは、人として原理・原則をしっかり持つこと、そしてそれを守ることです。私がここで述べたいこととは異なりますが、法の網を潜り抜ける行為は犯罪ではなくとも悪事であり、咎められるべき行為です。規則や法は、いつの世も万能ではないのです。

現代は、加速度的にグローバル化が進行する時代です。とりわけ、金融界に身を置く者にとっては、それを拒否や否定など出来ないのです。しかし、「プリンシプル(原理・原則)」のない日本に、闇雲に欧米諸国のルールを導入すればどうなるか。能力のある人(?)ほど、ルールを守ることにだけに全精力を傾け、ルールを守ることそのものが目的となってしまいます。物事の本質的な意味、目的などを考えなくなってしまうのです。明文化されたルールを守ることだけを行動の根拠にすることは、非常に楽な選択です。責任を回避するには、うってつけの選択とも言えます。結果として、そのルールの規制下に置かれる我々国民は、自らをがんじがらめで身動きの取れない状況に追い込んでしまいます。

「鎖国」か「グローバル化」か・・・ このまま「グローバル化」の道を進むのならば、欧米諸国の「ルール」を導入する前に、しっかりとした「プリンシプル」を持つこと、そしてそれを遵守して行動する、自立した国民性を育む必要があります。「ルール」の模倣を続けているだけでは、百害あって一利なし。我が日本国に明るい未来は開けてきません。

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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

この記事に対するコメント

白い恋人や赤福の問題、高速道路の速度制限など、日本は本音と建前があやふやで、「まあまあ、ほどよく」という良く言えば融通が利く、悪く言えばなあなあというところが、時に日本人の判断を惑わしているように感じます。融通を利かせることは、逆にモラル、経験のある人ができることで、モラル、経験のない人は、中途半端なルールや規制に甘えたり、見つからなければ良いと思ったり、暴走したりということになってしまうような気がします。そのような意味で、プリンシプルは大切だと感じます。
【2007/11/30 20:16】 URL | 出口 茂 #- [ 編集]


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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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