松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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濫用的買収者!?~スティール・パートナーズ騒動について~
既に報じられている通りブルドックソース買収問題に関して、東京高裁は米投資ファンドのスティール・パートナーズを「企業価値、株主共同の利益を毀損する濫用的買収者」と認定する判決を下しました。「企業価値について、株主利益を考慮すれば足りる」という考え方には限界があるとの判断でしょう。

この判決をどう考えるか、立場的にはかなり難しいですね・・・。企業経営者として(ブルドックソース寄りで)考える場合と、株式流通マーケットの仲介機能を果たす証券会社として考える場合には答えが違ってくるかもしれません。お叱りを受けるかも知れませんが、現在の我が国株式マーケットは、もはや外国人投資家(もちろん濫用的買収者ばかりではありませんが)を抜きにしては成立し得ないマーケットですし、株式投資の理由が不健全だから排除されるというのは少しおかしいような気もします。

十数年前までは、「仕手株」なる銘柄が存在しましたし、その頃は、投機家の短期売買を「流通マーケットを支える必要悪だ」とする意見が大勢を占めていました。現在はどうでしょうか? ネット取引は株式売買委託手数料を革命的に引き下げる役割を演じましたが、ゲーム感覚で短期売買を繰り返す個人投資家を大量に生み出してしまいました。そこで考えてみてください。彼らは日本経済にとって必要でしょうか? 答えはNOです。ただ闇雲に市場売買高を水ぶくれさせているだけであり、居ても居なくても現在の日本経済は成立するはずなのです。極論すれば、「必要悪でさえもない存在」だと思います。しかし一方で、ネット取引が個人投資家の売買コストを革命的に引き下げたのも事実なのです。ネット専業の証券会社が存在する限りこの「二面性」、「功罪」は消滅しないでしょう。

いずれにしても、裁判官という仕事は大変ですね。一見、善悪の区別がはっきりしているようでも、立場が変われば見方も変わってくる・・・。しかし、他人事ではないですよ。もうすぐ(2009年5月までに)始まります、裁判員制度が。
◆法務省HP◆ ◆日本弁護士連合会HP◆ ◆裁判所HP◆
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スティール・パートナーズスティール・パートナーズ #アメリカ合衆国に本拠地をおく、有名なアクティビスト・ヘッジファンド。詳細は、下記で述べる。アメリカ合衆国にある、照明器具を製造している会社。----スティール・パートナーズ(Steel Partners II LP)は、アメリカ 投資最新ガイド【2007/08/01 16:00】

プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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