赤福餅「まき直し」事件の記者会見で、赤福餅の包装に記載されている「謹製」が取り上げられています。辞書で調べると、「つつしんで製造すること」と記されており、製造の謙譲語とのこと。
赤福は、出荷しなかった商品や配送後に残った商品を工場で冷凍、必要に応じて加熱・解凍を行い、再包装した日を「謹製」日として、消費期限もずらしていたようです。同社はこの手法を「まき直し」と称し、昭和48年から34年間、常態化して行っていたと述べました。また、同社長は、これまで同社商品に表示していた「謹製」日は製造年月日ではなく、製造後に一度冷凍保存された商品が解凍された日付だったと認めたものの、衛生面や品質面では安全性が確認されていると強調。「冷解凍も製造工程の一部という認識だった。(消費者を欺こうという考えは)一切なかった。」と釈明しました。
しかし、「赤福餅」を購入した消費者は、この「謹製」の日付を製造年月日だと解釈し購入していたはずです。同社社長が主張する「謹製」の解釈を認識していた消費者は一人もいないでしょう。
その前提で先日の記者会見を考えると、非常に腹立たしく感じます。同社はこれまでの製造工程を公開していなかったのですから、同社長の釈明は単なる詭弁です。また、同社長は、自身の「未熟さ」とある種の「驕り」を白日の下に曝してしまいました。「コンプライアンス」や「社会的責任」が重要視される当世において、大企業の経営者が発する言葉とすれば、バランス感覚に欠如した、お粗末すぎる記者会見だったと言えるでしょう。
伊勢市のみならず三重県にとって、「おかげ横丁」の発展など、これまで同社が果たしてきた役割は非常に大きく、今や地域経済は同社の存在を否定することは出来ません。だからこそ、もう一度初心に返り、襟を正して、謙虚な気持ちで歩みを進めてほしいものです。地域経済の発展を担う重要なリーダーとして、地域経済界、地域住民の期待は大きいのです。
以前から、よく、うわさなどで、「赤福の廃棄率はとても低い」と耳に入ってきました。
名門復活は道険しですが、頑張っていただきたいです。
また、正直な赤福を食べたいです。