松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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日本最古の平仮名いろは歌
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす

何を今さら、皆さんおなじみのいろは歌ですが、正式(?)にはこうなります。

色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならん
有為の奥山 けふ越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず

その意味は、大体のところこんな感じです。

花は咲いても散ってしまう
そんな世の中にずっと同じ姿で存在し続けるものなんてありえない
「人生」という険しい山道を今日もまたひとつ越えて
はかない夢は見たくないものだ、酔いもせずに

いろは歌は、全ての仮名の音を使って作られている歌で、手習い歌の一つです。七五調四句ので構成され、手習い歌として最も著名。近代に至るまで長く使われました。そのため、全ての仮名を使って作る歌の総称として使われる場合もあるとか。また、そのかなの配列順は「いろは順」として中世~近世の辞書類等に広く利用されました。

前置きが長くなりました。このほど、ご当地三重県明和町の国史跡斎宮跡から、このいろは歌が平仮名で書きこまれた素焼の土器の破片が発掘されました。土器の年代から平安時代後期(11世紀末~12世紀前半)のものと推定され、平仮名のいろは歌の史料としては日本最古、女官が文字を覚えるために書いたと考えられるとのこと。

ぬるをわか

見つかったのは土器の破片四個で、つなぎ合わせると縦6.7cm、横4.3cm、厚さ1cm。素焼きの皿の一部で、内面に「ぬるをわか」、外面に「つねなら」と、いろは歌の語の順に平仮名が書かれています。当ブログでも紹介したことがありますが、斎宮は飛鳥時代から南北朝時代にかけての朝廷の機関で、天皇の代わりに伊勢神宮に仕えるため、都から派遣された皇女「斎王(さいおう)」が過ごした場所です。土器は、平安時代に斎王の宮殿があったとされる場所で見つかりました。素焼きの皿は当時、儀式用に大量に作られ、使用後に捨てられた皿が文字の練習にも使われたのでしょう。斎王に従って都から来た女官は教養を持っており、皿のいろは歌は地元で採用された下級の女官が文字を覚えるために書いた可能性が高いそうです。

斎宮跡では、平仮名が書かれた土器は九世紀後半以降のもので約七十点見つかっていますが、いろは歌と判別できたのは今回初めて。土器は今月21~3月11日まで、斎宮歴史博物館で公開、展示されます。皆さんもお出かけになってみてはいかがでしょうか。

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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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