松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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「いつか来た道」に逆戻り ~ダム建設費膨張に思うこと~
本日の日経新聞第一面に、「国土交通省が全国で建設中のダム149基も建設費が約9兆1千億円と当初見積もりの約1.4倍に膨らんでいる」との記事が掲載されています。2000年以降に、無駄な公共事業への批判から建設中止・凍結したダムでも建設再開の動きがあり、建設費はさらに膨らむ可能性が大きいとのことです。

長野県の田中康夫前知事が2001年に「脱ダム宣言」を表明しましたが、前知事の個性が強すぎるあまり(?)議会との対立が激化。前知事は、長野県民にも次第に受け入れられなくなり落選、2006年に就任した現職知事は方針転換に踏み切ります。結局(残念ながら)、前知事が成し遂げようとした「改革」は実現することはありませんでした。

ひょっとすると、この長野県の動きが日本全体に広がりつつあるのでしょうか。我が国財政の現状から考えると、公共事業費の膨張など狂気の沙汰としか思えません。私たち国民が気づかぬ内に、小泉前首相の時に動き始めた「構造改革路線」は既に過去のものとなり、確実に後戻りしているようです。おそらく、こうした公共事業の建設費膨張は「ダム」に限られたことではないはずです。

一方、奈良県では妊娠7ヶ月(当初の報道では妊娠3ヶ月でした)の女性が出血を伴う腹痛を訴え救急車を呼んだものの、搬送先がなかなか決まらず約3時間が経過。救急車が事故したことも遅れの原因のようですが、残念ながら胎児は胎内で死亡(死産)してしまったそうです。消防署によると、地元の奈良県橿原市と大阪府内の計9病院に受入を断られ、50キロ近く離れた高槻市に搬送したとのこと。病院と消防のコミュニケーションが上手くとれなかったこともあるようですが、現在の救急医療体制の脆弱さが浮き彫りにされた出来事です。

確かに、ダム建設には「治水事業」という大義名分があります。しかし、皆さんが政治家なら、「ダム建設」と「救急医療体制の充実」のどちらに重きを置きますか。おそらく、必要となる予算、事業費は比較にならないはずです。大多数の国民が望んでいるのは、「救急医療体制の充実」ではないでしょうか。世の先生(政治家)方、お役人(官僚)の皆さんは、優劣をつけたり、比較するべき問題ではないとお答えになるでしょうが・・・

小泉人気(復帰待望論?)が再燃しているのは、こんなところに原因があるのかもしれません。確かに、「構造改革」の名のもとに医療制度改革をすすめたのは小泉元首相です。しかし今本当に大切なのは、素直に誤りを認めた上でそれを改め、一方では「構造改革路線」を貫き通すことだと思います。安倍首相、しっかりしてください!! 首相の掲げる「美しい国、日本」の実現を期待します。他の大先生(政治家)方、お役人(官僚)の皆さんも、そろそろ目を覚まして欲しいものです。

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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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