松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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小沢氏vs.宮内庁長官
民主党の小沢一郎幹事長が、天皇陛下と中国の習近平国家副主席の会見特例設置について、羽毛田信吾宮内庁長官が「天皇の政治利用だ」と懸念を示したことに対し「反対なら辞表を出した後に言うべきだ」と強く批判しました。今朝の朝刊各紙では、一面トップまたはそれに相当する扱いで競って掲載されています。

小沢
小沢氏の主張は「天皇の国事行為は内閣の助言と承認で行われるのが憲法の本旨」であり、今回のケースは政治利用には当たらないというもの。宮内庁が天皇との会見を一か月前までに申請するよう求めていることについては、「そのルールはだれが作ったのか、宮内庁の役人が作ったから金科玉条で絶対なんて、そんなバカな話があるか」と批判しています。

対して宮内庁羽毛田信吾長官は、「今後も(特例を設けることの非を)言い続けることは私の役目、辞めるつもりはない」と応戦。「内閣の命令には従うが、陛下のお勤めの在り方を守るのが私の役割、懸念があるからものを言うのは当然」と強調しました。小沢氏の主張する憲法の解釈についても「憲法の一つの精神として天皇は政治的に中立であるべきだとされていると」反論しています。

このバトルの意味するところは何か… 私なりに解釈しますと、民主党が目指す政治主導、脱官僚依存を象徴する出来事です。出した結論の良し悪しはありますが、例の女性議員がテキパキと事業仕訳を行う様子を、爽快な気分で眺めていたのは、何を隠そう私たち国民です。これまでの自民党政権が実現できなかった官僚主導の悪の領域に堂々と踏み込む姿に、エールを送った国民も少なくないでしょう。小沢幹事長の今回の宮内庁長官批判も、政治家が官僚を公然と批判したわけですから、支持する国民もいるはずです。

しかし、元々宮内庁は存在する意義や目的が他の省庁とはちょっと違うのも事実です。また、他省庁の官僚のように、利権確保や、私利私欲を目的に行動しているといった批判的な世論を耳にすることもありませんから、小沢氏も宮内庁の主張にはもっと耳を傾けるべきです。象徴天皇制のもとに存在するという、ある意味特殊な分野の官僚だけに、その世界の慣習やしきたりを守るのもその役目のはず。そう考えると、小沢氏の発言は暴力的だと言えます。

詰まる所この問題の原因は、どこにあるのか… ズバリ、単なる意思の疎通、コミュニケーション不足ではないでしょうか。そもそも政府からの会見申請の方法や、宮内庁の対応方法、つまり会見を行うという結果を出す前の過程、お互いの態度が違っていれば、こんな問題にはならなかったのではないでしょうか。会見は行うべきか行わざるべきか、議論の余地はないと思います。天皇陛下の体調がすぐれないとか、先約があるとか、その相手が他国の国家元首級だとかではない限り、何日前に申請されたからとかは問題ではないはずです。会見が実現するよう、政府と宮内庁が協力し、事に当たるべきです。もっとも重視すべきは国益であり、天皇陛下が心から望むのも国益だと断言できます。もしそうでなければ、それこそ天皇陛下の存在自体が否定されることになりかねないのです。ご自身の問題で揉めているのわけですから、天皇陛下もいい迷惑でしょう。「もっとお互い仲良くやってくれよ」と思っていらっしゃるのではないでしょうか。

小沢氏vs.宮内庁長官のバトルは、政府vs.官僚のバトルであり、まさにエネルギーの無駄遣い。新聞やテレビなどのメディア、それを見る国民を巻き込んだ、茶番劇です。鳩山首相、この分ですと温暖化ガスの25%削減の前に着手しなければならないエネルギーの無駄遣いは、他にもたくさんありそうですね。もっとも、当の首相は贈与税の計算に忙しくなりそうな(エネルギーを集中しなければならない)雰囲気… ご高齢のお母上はもちろんのこと、同じ穴のむじなのお姉様、弟さんの協力も期待できそうにありません。

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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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