松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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歴史の町会津若松へ 研修旅行記 その弐
前回の記事の続編、「研修旅行記」その弐です。

翌朝、希望者は車で30分ほどの喜多方へ。もちろん目的は「喜多方ラーメン」です。小生はというと居残り組み。昨夜の豪遊(?)からすると、朝から無謀な食いだおれ(12人中9人で女性を含む)。みんなどんな胃袋をしているんだろう… 後から聞いてみると、「まこと食堂」で朝ラーメン。地元でもトップクラスの人気を誇る名店だそうです。営業時間は午前7:30~午後5:00。早朝にもかかわらず、しばらくすると店内は満席状態に。観光客はむしろあまり見当たらず、地元の食いしん坊でにぎわっていたそうです。早朝から賑わうラーメン屋さん、喜多方の七不思議です。そうそう、●ス●ン●ツ●カの谷●先輩は、スープを飲みほしたところ丼の底から「大当たり」が出た!と朝からハイテンション。興奮してお話を聞かせてくれました。ここでも、旅の恥はかき捨てです。
まこと食堂A

居残り組みの3人は、新聞などを読みながら冗談を交え、ゆったりとホテルで朝食バイキング。ご飯はおかわりしませんでしたが、食後のコーヒーは2杯飲みました。その後、一旦部屋に戻り身支度を済ませ、食い倒れ組とロビーで合流。研修旅行のメインイベントの一つ、末廣酒造さんを訪ねました。
末廣酒造A
末廣酒造の創業は1850年。150年以上続く、会津の酒蔵です。現在の社長新城猪之吉さんは七代目。観光客向け(?)に見学コースもあります。新城社長のガイドでぐるっと一回り見学させていただきました。

お酒の仕込み水です。市民の皆さんに無料で開放しており、当日もペットボトルを持参したおじさんが、せっせと水汲みをしていました。
仕込み水A

貯蔵されている大吟醸酒です。出来たては一定期間冷蔵保存するそうですが、ある程度期間を置くと状態が安定し、冷暗所での保存に切り替えるそうです。一升瓶や5合瓶は銘柄別、製造年別に整然と保管されており、社長といえども勝手に持ち出すと社員さんから追及されるそうです。
貯蔵されている古酒2A

こちらは数々の受賞の記録、表彰状が品質の高さを証明しています。
数々の表彰状A

建物はいつに時代のものか聞き逃しましたが、かなりの年代物です。木枠の窓にはめ込まれたガラスも微妙に表面が波打っており、歴史を感じさせます。そうそう、現在では見学コースに組み入れられていますが、当時の「主人の間」に驚くべきもの3点を発見しました。

筆者は会津の誇り、「野口英世」です。
野口英世直筆A

続きまして、徳川幕府最後の将軍、徳川慶喜公の作品です。ある時、有名な書家がお越しになり、なんと書いてあるかを教えてもらったそうです。実のところ、それまでは知らなかったとのこと。最近物覚えが悪くなった小生、右から「愛函楼」だったと思います。
徳川慶喜直筆A

最後の3点目。こちらは地元の殿様、松平容保の直筆です。左側に、源容保と記されているのがわかると思います。
松平容保直筆A

その他にも、クラシックカメラの展示コーナー(個人のコレクションとしては国内最大)や、コンサートホールなども。コンサートホールでは数年連続して渡辺貞夫さんに演奏してもらっているそうです。カメラと言い、ナベサダと言い、趣味の域を超え(?)、立派な町起こしの活動です!!

一通りの見学を済ませた後、新城社長直々に経営や地域活動などについてご講義いただきました。詳しい内容については省略しますが、伝統と歴史を守り抜くには、変化への順応や革新的なアイデア、気高き志と情熱、そして地域貢献が最も大切なのだと、再認識させられた次第です。

講義終了後、蔵内の売店でお買い物。もちろん小生は一升瓶を機内に持ち込むべく品定め。純米吟醸酒「末廣」を購入しました。新城社長のご厚意により、これまた蔵内の喫茶「杏」にてしばしコーヒーブレイク。昼食の「おすすめ」をお聞きし、末廣酒造さんを後にしました。ちなみに昼食はひなびた温泉街の食堂にて、名物「ソースかつ丼」をいただきました。朝ラーメンの9人ももちろん一緒です。みんな本当によくやりますよねぇ…

研修旅行もそろそろ大詰め。最後の訪問地は、会津といえば「白虎隊」。一同、大きなおなかを抱えながら、白虎隊自刃の地、飯盛山へいざ出陣です。まずは飯盛山中腹にある、白虎隊記念館へ。観光客向けのエスカレーターまである結構な急勾配の上、会津とは言えまだまだ残暑は厳しく少々ハード。入館すると、70~80歳(?)の館長さんが直々に事の顛末や展示物を解説してくれました。もちろん、一番楽しそうだったのは館長さんだったことは言うまでもありません。時折切れ味鋭いおやじギャグならぬ「爺ギャグ」を交え、一同面白おかしく幕末から明治の近代日本史を学ぶことができました。
記念館A

下の写真は、白虎隊自刃十九士のお墓です。記念館よりはさらに上へ登らなければならず、よく脱落者が出なかったものです。せっかく会津まで来たのだからと先に先に進む者、ボヤキっぱなしの者、この世の中、いろいろなタイプがいるから飽きることがないのでしょう。小生はというと、ボヤキっぱなしの人に気を配りつつも、せっかくだから見学もしたい。後ろをちらちら気にしながら、ちょうど一同の中間あたりを進みます。ようやく目的地点に到着。墓前に立ち、静かに手を合わせました。
白虎隊自刃お墓A

お墓に向かって右の方には、急勾配の下り階段があります。これを十数メートル降りたところこそ、白虎隊が炎上する(実際には勘違いでした)鶴ヶ城を眺め見、自刃した場所です。引き返すにはこの階段を戻らなければならず少々躊躇しましたが、遠くに鶴ヶ城を発見し、当時の様子を想像しつつ、少々感傷的になった小生です。
飯盛山A

今回の研修旅行も盛りだくさん。一泊二日の強行日程ではありましたが、講師の先生に恵まれ、名所旧跡を巡り、おいしい料理に美味しいお酒、そして楽しい仲間の語らい… 後ろ髪をひかれつつ、仙台空港へと向かいました。最後の最後にはちょっとしたアクシデントも。飛行機の出発時刻と到着時刻を間違えていたようです。早すぎるから、どこかもう一か所寄り道しようとの意見もあり、まさに九死に一生を得た心持。いえいえ旅にアクシデントはつきものです。無事の松阪到着を感謝しつつ、珍道中を終えた小生たちでした。

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この記事に対するコメント

私は昨年の夏、妻の大学時代の親友(私も大学時代から仲良くさせていただいております)が暮らす福島に家族で行って来ました。
白虎隊の話しなどを聞き、昔の若者は若いのにしっかりしていたのだなと、心の底から感心したことを思い出しました。
自決することに関してはいろいろ考えるところではありますが、揺るぎない自分の信念を持っていることはスゴイことだと思いますし、昔の日本ではそれほど珍しいことでもなく、地域、日本人としての誇りにもつながっていたのではないかとも感じます。
今回の政権交代は日本、日本人の転換期となるのかどうか。単に前回の選挙の逆という結果だけで終わらせず、日本、日本人の誇りを取り戻す機会になればと、思っています。
【2009/09/16 15:49】 URL | 出口茂 #- [ 編集]

Re: タイトルなし
出口先生へ

毎々、コメントありがとうございます。
このところ公私ともに何かと忙しく、ブログの更新がおろそかになっているのも関わらず、ご覧になっていただいていることだけでも感謝です。
さて、白虎隊については、「その潔い死に様が戦時中にもてはやされ、世に広く紹介されるようになった」と中傷めいた意見を耳にすることがあ多々あります。
確かによく考えてみると「大いなる勘違い」であり、冷静沈着に状況を判断できなかったからこその自刃です。
しかしながらそれは結果のほんの一面でもあり、戦後の現代人にとっては、違った意味で学ぶべきところの方が多いと思います。
小生にとって、今回の旅は良い勉強になりました。

> 私は昨年の夏、妻の大学時代の親友(私も大学時代から仲良くさせていただいております)が暮らす福島に家族で行って来ました。
> 白虎隊の話しなどを聞き、昔の若者は若いのにしっかりしていたのだなと、心の底から感心したことを思い出しました。
> 自決することに関してはいろいろ考えるところではありますが、揺るぎない自分の信念を持っていることはスゴイことだと思いますし、昔の日本ではそれほど珍しいことでもなく、地域、日本人としての誇りにもつながっていたのではないかとも感じます。
> 今回の政権交代は日本、日本人の転換期となるのかどうか。単に前回の選挙の逆という結果だけで終わらせず、日本、日本人の誇りを取り戻す機会になればと、思っています。
【2009/09/24 07:46】 URL | 証券人(しょうけんびと) #- [ 編集]


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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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