松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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自治会とは?
昨日、当地区の地方紙(夕刊三重)トップに、松阪市嬉野島田町の前自治会長が、島田自治会の定期貯金(JA)約3,900万円を横領していたことが報じられています。昨年度まで自治会長だった70代男性は、団体職員の定年退職後に宅地建物取引主任者の資格を生かして不動産業を開業。開発用地を取得したものの事業に失敗し、自治会財産3,924万8千円全額を横領したとのこと。横領は定期貯金だけでなく、市から得た消防団活動費や市広報配布委託費、各種補助金なども含まれている模様であり、最終的に5,000万円程度になるそうです。

この島田自治会の会員数は約120戸であり、特別大規模な自治会ではありません。そんな自治会が、なぜ3,900万円もの自治会財産を所有していたかというと、話しは昭和40年代に遡ります。昭和40年台後半、自治会が所有していた土地をゴルフ場開発業者へ売却。この売却代金を定期貯金として約40年間、代々の自治会が管理してきたそうです。

当時の土地取引価格を詳しく知りませんが、自治会は一体どのくらいの広さの土地(山林です)を所有していたのでしょうか。そもそも、何の目的で自治会が土地を所有していたのでしょうか。現代の都市部の自治会では、理解しがたいことでしょう。とにかく、当初所有していた目的が無くなっていたところにタイミングよく買い手が現れ、めでたく売却決定と相成りました。

日本の自治会の歴史は、江戸時代の5人組制度まで遡るといわれています。また、さらにこの制度の起源は中国の唐の時代の「五保の制」にあるともいわれ、実に1,000年もの歴史を持つことになります。おそらく山林を所有していたころのこの自治会は、現代の一般的な自治会とはかなり性格が異なり、本当の意味での自治が行なわれていたのでしょう。ごく小規模な地方自治体が無数に点在していたとすれば、少し理解が出来そうです。

現在の自治会は、地域での親睦活動としてお祭りやイベントなどの開催、スポーツ・レクレーションの実施、文化・芸術活動、住民相互や行政との連絡、まちづくりとしての環境美化・清掃・リサイクル活動、地域の防災・安全活動、地域福祉、介護・保険・医療活動、児童・生活に対する学校教育支援、ボランティア活動、自主防災組織を立ち上げなど、実に様々な活動を地域に根ざして行われています。

考え方は人それぞれ。役割も地域によってそれぞれ。しかし、3,900万円もの財産を、自治会が所有している必要はありません。とは言うものの、各戸に払い戻すことも事実上不可能です。古くからの住民と、新たに移り住んだ住民との間で話がまとまるはずがないのです。新たに移り住んだ住民がいなくても、所有した経緯がどのようなものだったか、元々の出資比率などは均等ではないはずですし、それを何百年も遡って調査など出来ないでしょう。

島田自治会の皆さん、こんなことになるのなら、新しい集会場を建設するなど、全自治会員のための施設でも造っておけば良かったですね。いやいや、古株の住民は、それすら拒絶する可能性もあります。なぜなら、集会場は新しい住民達も利用する施設ですから…。

そうそう、私事ですが小生のホームグランドは嬉野島田町、開場は昭和47~48年です。場所、時期ともに合致していますが、果たしてその真相は? ご存知の方、コメントお待ちしています!!

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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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