松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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船形埴輪 松阪の隠れた名所です!!
松阪市は、意外に観光資源が豊富です(だと思います)。名物の松阪牛、松阪城跡、本居宣長の鈴の屋や記念館など、グルメ愛好家や歴史ファンの皆さんには垂涎の、非常に興味深い街だと思います。その豊富な観光資源を上手く生かすことが出来ているかどうか、賛否両論意見が分かれるところですが、当ブログの読者の皆様が三重県にお出かけの際は、伊勢神宮(おかげ横丁)へと素通りせず、半日ほどでもふらっと散策していただきたいものです。

そんな読者の皆さんに、今日は松阪の隠れた名所をご紹介。先日妻と空き時間の暇つぶしに、松阪が誇る(?少なくとも小生はそう思っています)歴史遺産を見学に行ってきました。

展示施設の見学には、大人100円(たったの100円です)の入場料が必要です。100円支払うと、入場券の代わりにメイン展示物の絵はがきが貰えます。旅(見学)の記念にもなりますね。

展示室の入り口には、写真のような解説があります。解説はガラスに記されており、この奥にお目当てのメイン展示物が堂々と鎮座しています。
展示室入り口の解説

もったいぶってもしょうがないので、いきなりその展示物をご紹介します。これは「船形埴輪」。読んで字の如く、船の形をした埴輪ですが、松阪市の宝塚一号墳から出土しました。大変良い状態で出土し、完全に復元されています。大きさは全長140㎝・高さ90㎝・最大幅25㎝で船形埴輪としては日本最大。また、埴輪にはベンガラが塗られていました。ベンガラとは赤色の顔料で、古くから九谷焼・伊万里焼・京焼などの陶磁器の赤絵、能登・輪島などの漆器、衣料の下染、家屋・船舶の塗料など色々の方面に使われています。縄文時代の土器に痕跡が見られるほか、古墳時代、北九州地方に点在する装飾古墳(5世紀ごろ)にもベンガラの赤の壁画が見られ、赤色は当時「魔除け・厄除け」、「再生」の色と考えられていたそうです。
船形埴輪

出土した宝塚一号墳は伊勢地方最大(三重県最大は伊賀にある御墓山古墳)の前方後円墳で、その規模や船に付属する太刀や威杖、蓋などの装飾などから、豪族の墓というより王者の墓と目されているそうです。
宝塚一号墳(遠景)

船形埴輪は造り出しの上や古墳の斜面に祭られた形で置かれておらず、長崎の出島の海の部分(古墳本体と造り出しの接合部分の右側)に係留しているかのように設置されていました。古墳の造り出し部分の全容がわかったのは日本では始めてのことで、古墳本体と結ばれ、ここで祭祀が行われていたと考えられているそうです。家形埴輪・井戸や水路を模した囲形埴輪などと同時に、古墳のまわりを円筒形埴輪や土器が並んで約80個の埴輪が元の配置のまま出土しました。古代の祭祀や神事を解明するのに貴重な大発見といえます。
宝塚一号墳(近景)

下の写真は、一号墳とならんで発見された宝塚二号墳の模型です。一号墳は前方後円墳ですが、二号墳は円墳です。手前部分の造り出し部分は、一号墳と同様祭祀が行われていた場所でしょうか…
宝塚二号墳

そのほかにも、出土した埴輪の一部が20個ほど展示されています。
展示の状況

家形埴輪です。
家形埴輪

埴輪の上に、鳥が止まっているようです。
つばさ付埴輪

この他にも、当時のものを形どった形象埴輪が多数出土しています。これほど豊富な種類の形象埴輪が畿内以外の地域で見つかる例は珍しいそうです。

100円でここまで見学できれば大満足間違いなし。車でないと少々不便な場所にありますが(松阪市が努力・工夫しなければいけない点ですね)、三重県にお越しの際は是非お出かけください。詳しくは下記ページでどうぞ!!

◆http://www.city.matsusaka.mie.jp/bunka/shisetsu/haniwakan/kaikan.html◆

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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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