松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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シャッター通り
全国的な傾向だと思いますが、地方の駅前商店街に元気がなくなっています。当地松阪も例外ではありませんし、三重県全域でもこの傾向は見られるようです。松阪の南に位置する伊勢市はさらに重症で、市民からは「松阪はまだまし」と言った声も聞かれるほどの状況です。

本日、日経新聞第3面(経済欄)に、この傾向に関する記事が記載されています。町工場・商店など個人企業の事業主について、60歳以上の割合はなんと7割以上。さらには「後継者がいる」と答えた企業は2割前後に留まったようです。記事の表面的な主旨は少し異なるかもしれませんが、本質的には同質ですし、この現象そのものがシャッター通り化進行の主な要因といえます。

はたして、駅前商店街の活性化はどうすれば実現するのか… 思いつく、さまざまな問題点を列挙してみます。

①郊外型の大型ショッピングセンターの増加
②住宅地の広域化(若年層のドーナツ化?)と車社会化の進行(バスなどの公共交通機関衰退)
③駅前地域居住者の高齢化と困難な(遅々として進まない)再開発(店舗=住宅)

おそらく、まだまだ問題は山積しているでしょう。上げ始めたらきりがないはずです。いずれの問題も、どれが鶏でどれが卵か、どこから手をつければ良いのか… 着手するとしても、それぞれの立場・エゴが絡み合い、一筋縄では解決しないものばかりです。区画整理が進んでいる街は、往々にして空襲で焼け野原になっていたり、火災・震災でかえって再開発が進んだりするとも言われますが、そんなことを期待するわけにはいきません。

これはあくまでも小生の私見ですが、全国的にそろそろ駅前商店街の活性化について真剣に考える時期がきていると思います。駅前商店街の衰退は、結果として地域の高齢化をさらに進行させ(若年層の地域外流失)、過疎化は加速し、商業に限定せず地域経済は瀕死の状態になるという、悪循環を生じさせることになるはずです。外へ外へと広がってしまった人の流れを内へ内へと戻すべく、行政と市民が手を取り合い、早く行動を起こさなければなりません。実現には行政のリーダーシップ、市民の協力(妥協)は必修条件であり、エゴは禁物です。

うーん、難しい問題です。

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この記事に対するコメント
初めまして
アルミ缶で車椅子の話しに心うたれました!私は今美容師という職をいかしてグループホームにボランティアで休みの日にカットしに行ってますo(^-^)o
アルミ缶、私も明日から集めます(^O^)/
【2008/08/15 17:22】 URL | えみか #YrGnQh/o [ 編集]

難しい問題です。
伊勢商人の研究をすると今の町の活性化の問題が見えてきそうです。伊勢商人は、近江商人にくらべ今なお成功している事業者は少ない状況です。
それは、商業を仲買として成立させてきた伊勢商人と商業資本から産業資本へ転換させた近江商人の違いにあると考えます。
産業を起こせば製品コストも安く、技術改革で競争力がつきます。しかし、商業では、マーケティングによる工夫がおもな改革で根本的なコスト競争力と技術改革がつきません。
もう少し簡単に言うと、繊維を中心にあきなた伊勢商人は松坂屋とか伊勢丹、三越などを出しましたが、同じく繊維をあきなった近江商人は丸紅、伊藤忠、ニチメンから始まり、旭化成、東レ、東邦レーヨンなどを排出しています。またトヨタ紡織の流れもあり、技術革新は繊維織物から自動車、化学繊維になり、今の時代も生き残る事ができています。
一方で伊勢商人も三井物産を輩出していますが繊維産業資本までは進みませんでした。

町の商店も独自の製品開発と規格品の開発を進めるとその土地独自の産業ができると考えます。松阪牛がその典型ではないでしょうか。一方で、松阪で産物を探そうと思うと大変な苦労です。食べ物は、松阪牛以外に何を食べればいいですかとたずねても、町の人は誰も思い浮かびません。
衣服はどうでしょう。機織りは今は一件しか残っていません。紺屋もありません。本家近江も同じ悩みがあるようです。


さて、ご提案のあった地域の過疎化と若者の流出を止めるにはどうすればいいかを私なりに考えました。
1.教育を充実する。(行政)
2.外からの商業産業誘致を進める。税制改革が必要(行政と町)
3.行政に頼らず、伊勢商人自ら事業を開拓できる企業家の養成風土と教育と講を進める。(町)
4.町と農村部との特徴を生かした工夫(才覚)をして産物を都市部に知らしめる。(町)
5、最後ですが、政治には近づかないですが市長選挙だけはしっかり町を上げて応援と候補の輩出をすべき。
6.宗教を大切にする。

今、房総の地でも街づくり社会実験委員会なるものを町内会で組成し、色々工夫をしています。その中で、大学のゼミ生による商店街活性化計画を発表会も開催しました。
しかし、ここも目覚しい改革はありません。なにしろ、老齢化と商店の老朽化がすすんでいます。まさに様々な利害が絡み合っています。

おっしゃるように、商店街活性化の問題は、国の補助金がつく農村問題より難しい問題です。
今もう一度、温故知新で伊勢商人の歴史を紐解き次の世代の豪商人を輩出する町に生まれ代わられん事を期待します。





【2008/08/17 12:56】 URL | 勢和屋です #- [ 編集]


えみか様
コメントありがとうございます。
グループホームでボランティア活動をしていらっしゃるんですね。
素晴らしいことですね。
皆さんの嬉しそうな顔が、目に浮かぶようです。
もちろん、苦労も多いことと思いますが、がんばって続けてください。
私達も負けてはいられません。

松江
【2008/08/18 13:16】 URL | 松江茂 #- [ 編集]


勢和屋様
いつもコメントありがとうございます。
またまた、素晴らしいコメント(大作ですね)で、心から感謝しております。
本日、ある雑誌で「戸越銀座」商店街の再生についての記事を読みました。
この成功例から考えると、周りで色々騒いでいてもダメなようです。
色んな利害が対立しますから、まさに現場の当事者が動き出さない限り、意見の一致には至らないのでしょう。
駅前商店街の二世、後継者の皆さん。
若い柔軟な頭で知恵を絞り、成功例に学び、早く一歩を踏み出すことを期待します。
もちろん小生は一市民として、心から応援しています。

松江
【2008/08/18 13:25】 URL | 松江茂 #- [ 編集]


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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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