松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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イスラム保険「タカフル」 皆さんはご存知ですか?
本日日経新聞の経済欄に、イスラム保険についての記事が掲載されています。マレーシアにおいて、東京海上日動のタカフル現地法人が提供するイスラム保険を、イオンクレジットが代理店となり販売するようです。世界的に急拡大するイスラム金融分野での日本企業の活躍が期待されます。

さて、この「タカフル」なるイスラム保険とは?皆さんはご存知でしたでしょうか…

イスラムには「シャリーア」呼ばれる規範が存在します。「シャリーア」では…
①労せずして資産を増殖させること
②不確実性の高い投資、ギャンブル的な投機
③シャリーアに反する(アルコールや豚肉を多く扱っている)事業、企業との取引
などを禁止しているそうです。しかしながら、「神のものである資源を有効活用する」ことは認められます。資金提供者と事業者の共同作業の結果得られた利益を、有効に配分することは可能なわけです。「タカフル」のみならず、イスラム金融の考え方の原点がここにあるようです。

さてさて、表題の「タカフル」なるイスラム保険ですが、「家族タカフル」と「一般タカフル」に分類することができます。日本で言うところの、「生命保険」と「損害保険」ですね。そもそも「タカフル」とはアラビア語で相互扶助を意味し、契約者が資金を出しあって事故や死亡の際に分配金を受け取る仕組みです。保険事故の対象者でない人たちにとっては、「寄付金」みたいなものと解釈されるのでしょう。この解釈により、「神のものである資源を有効活用する」ことを実現するわけですが、仕組みとしては日本の保険と大差ありませんね。

イスラム金融の発展により、これまで存在しなかったマーケットが出現し、その潤沢な資金が既存のマーケットにも流入してきています。金融業界において、イスラム諸国の存在感まだまだ大きくなりそうです。

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この記事に対するコメント

久し振りにブログを拝見しました。イスラム保険の事はおもしろい記事でした。
ところで、以前伊勢、近江の国の人は、中東系の移民であるときき、それ以来、伊勢商人と近江商人に大変関心がでました。
今日図書館でかりた「伊勢商人の世界」が大変面白かったのでご紹介したく。
「近江商人の系譜」も面白かったのですが、両方に共通するところは、「三方よし」と日本最古の富山家の帳簿である「足利帳なる複式簿記が1615年には伊勢にあった」ということです。近江は中井家の帳簿があることがわかっています。いずれにしろ1449年にイタリアで始まった複式簿記の原型が日本にもあって和製簿記が存在した事が感動でした。
イスラムの保険があるなら、300年以上前から伊勢独特の保険もあったのでは、と関心しきりです。
【2008/07/12 23:09】 URL | 房総の伊勢屋さん #- [ 編集]


房総の伊勢屋様

コメントありがとうございます。
毎々、励みになります。
房総の伊勢屋さんは、伊勢について相当お詳しいようですね。
中東系の移民という説も、興味深々です。
小生も、また時間を作って調べてみたいと思います。
新しい発見がありましたら、当ブログにて報告します。
【2008/07/14 07:15】 URL | 松江茂 #- [ 編集]


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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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