松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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アデランス(の経営陣) vs. スティール(と一般株主)
昨日、アデランス・ホールディングスが開催した株主総会にて、岡本社長など取締役7人の再任案が否決されました。業績不振のため株価が低迷。同社株を29%(議決権ベース)保有する米投資ファンドのスティール・パートナーズに加え、一般株主も経営陣続投に反対したためです。

当ブログでも取り上げましたが、ブルドック・ソースの時とは異なる結果となりました。理由はともあれ、一般株主が「ノー」を突きつけたことは、大きな変化と言えます。「ブルドックだからの可決」、「アデランスだからの否決」とは簡単に片付けられない意味があるのではないでしょうか。

否決情報が株式市場に伝わると、アデランスの株価は急騰し、一時ストップ高水準まで買われました。今回の問題の結末はまだ確定していませんが、株式市場も現在の経営陣に「ノー」の判定を下したということに他ならないわけです。

私はアデランス・ホールディングスの株主ではありませんので、これ以上口を挟むべきではないでしょう。しかしながら、小生も経営者の端くれです。株式会社の本来あるべき姿ではありますが、厳しい現実を見せ付けられたと言ったところでしょうか。

小社は非上場会社ですので、ある程度の株主構成のコントロールは可能です。しかしながら、オーナー会社や同族会社ではありませんので、同様の決議がなされる可能性は無いと言えません。小社が行動指針に掲げる「実意・丁寧・正直」で、これからも経営道に邁進する決意です。

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この記事に対するコメント

確かに、様々な意味で、株式を公開している会社の厳しさを感じる事件でしたね。
日本に限ったことではないですが、株式を公開している会社で、創業から現在までずっと創業者一族が経営を行っている会社は多くありますが、ちょっと思うところが出てくるかもしれません。持株会の理事長の議決権行使もクローズアップされる時が来るかもしれませんね。
株主からしますと良いことかもしれませんが、日本人に合うかどうかはまだまだ未知数なような気がします。
【2008/06/02 18:01】 URL | 出口 茂 #- [ 編集]


出口様
コメントありがとうございます、励みになります。
賛否両論だとは思いますが、株主としては正当な理論であることに違いありません。ただあまりにも極端な場合、経営が近視眼的になりがちですし、それが一時期、米国企業を弱体化させた原因でもあります。自分が経営者を務めている時が、その会社の最高の状態にしようと考え過ぎることが、会社にとって必ずしもベストな選択ではないのです。経営者の報酬も、成功報酬的な部分が多くなるでしょう。いつクビになるかわからないわけですから、長期的な視野で思考することができなくなりますね。少々心配です。
【2008/06/02 18:28】 URL | 松江茂 #- [ 編集]


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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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