松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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53回神宮奉納大相撲
昨日、東京都町田市(妻の実家)在住、妻の妹と甥、我が家の5人でお伊勢参りに出かけました。年が明け既に丸3ヵ月を経過していると言うのに、午前中から駐車場はほぼ満車状態。今更初詣でもあるまいし、学校の春休みと春の行楽シーズンだからだろうと話しながらどうにか車を止め、赤福本店脇からお祓い町へ入りました。お祓い町も普段の週末の2~3倍の人出で、よそ見して歩いているとぶつかりそうになるほどです。

宇治橋に到着すると、鳥居の前で参拝客が足止め状態。ふと周囲に目をやると、大相撲の場所中に多数掲げられる幟(のぼり)が… どうやら、神宮にお相撲さんたちが来ているようです。

ポスターを見て初めて知りました。3月30日は「第53回神宮奉納大相撲」で、横綱、大関が勢揃いしているようです。小生たちも足止め状態の参拝客に吸収され、しばらく待った後宇治橋へ。宇治橋を渡りきる前に、絶好の撮影スポットを確保し関取たちを待ちました。

まずは行司(装束からそう思いました)が通過。続いて、関脇や大関でしょう。千代大海、魁皇、琴光喜、琴欧州など、テレビでもおなじみの面々が続々。そしていよいよ横綱登場。堂々とした歩調で白鵬がやって来ました。太刀持ちと呼ぶのでしょうか。前後に2人を従えています。
hakuhou


しばらくすると、周りがざわつき始めました。真打、朝青龍の登場です。先ほど通過した白鵬と比べると表情もやわらかく、見物客のムードも一変。横綱にかけられるのは、「朝青龍がんばれよ!!」など、応援の声ばかりです。
asasyouryuu


当ブログでも関連する記事を掲載したことがありますが、朝青龍といえば少々ダーティーなイメージもあり、角界では異端児扱いされる傾向があります。しかし、メディアを通して見るのと生で見るのとは大違い。朝青龍の人なつこさ、ファンを大切にする姿勢などなど。他の力士が通過した時とムードが一変したのも頷けます。小生を含めた大相撲ファンも、本当は朝青龍のことが大好きだったようです。

大相撲がスポーツなら、ファンサービスを大切にするのも一流の証です。妻の妹が抱きかかえていた甥(1歳)が手を振ると、歩きながらですが握手(ハイタッチかな?)までしてくれました。我が家では、次の場所から応援する関取が決まりました。言うまでもなく、朝青龍です。


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訃報
当社の前社長、辻勝之氏がご逝去されました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

辻勝之氏は平成18年3月まで小社の社長をお務めになられ、現社長である小生にバトンタッチしていただきました。ご在任中はもちろんのこと、引退されてからも息子のように可愛がって頂き、個人的にも思い入れのある方でした。2月6日から体調を崩し入院しておられたのですが、3月24日お昼頃他界されたとのことです。

残念で仕方ありません。
辻勝之氏が残していってくれた改革の芽を育み花を咲かせるのが、残された我々の使命です。



「十七歳の硫黄島」
硫黄島と言えば、クリント・イーストウッドが監督を務め映画化された「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」。小生は、両映画とも見ましたが、両国共に2万人を超える戦死者を出した太平洋戦争激戦の地です。二本の映画は、両国それぞれからみた激戦を映画化したものですが、小生も日本人の端くれ。「硫黄島からの手紙」の方が親近感もあり、興味深い内容だったと感じたことを思い出します。

さて、とある月刊誌に紹介されていたことがきっかけとなり、この硫黄島の激戦について書かれた書籍を手にとることになりました。書名はタイトルの通り「十七歳の硫黄島(秋草鶴次著・文藝春秋社)」。著者の秋草氏が硫黄島に出兵したのは、現代であれば青春の真っ只中である17歳。志願兵として玉砕の地「硫黄島」で戦い、傷つき、壕の中で中で生き延びた3ヵ月の日記が、激戦の実態を生々しく書き伝えています。

十七歳の硫黄島


栗林兵団長が、陸海軍部隊の北地区に残存する兵力を挙げて最後の総攻撃を決行したのが、終戦の年1945年の3月25日夜(~26日)。その後も著者秋草氏は壕の中で戦いつづけ、気を失った状態で米軍の捕虜となったのは5月17日だったそうです。捕虜となるまでには水や食料も尽き果て、自分自身の傷ついた体に巣食う蛆や虱を食べ、空腹を癒し、命をつないでいたとも語られています。

歴史には残っていない過酷な実態を、このまま葬ってしまっていいのか…。秋草氏は戦後日本に帰ってから、脳裏に焼きついた体験をひたすらノートに書きとめましたが、凄惨な戦場の実態をご両親にはどうしても見せたくなかったそうです。ご両親が他界された時このノートを取り出し、原稿用紙にしたためることを決心。硫黄島で散った仲間達を思い、61年目に初公開するに至ります。

イーストウッドの「硫黄島」を見た方も見なかった方も、是非ご一読あれ。決して繰り返してはならない過去の真実を知ることは、今を生きる我々の義務です。真実を知らなければ、我々の前に明るい未来は開けてきません。小生お勧めの一冊です。


企業ガイダンス報告 ~新規「事業構想」について~
昨日、松阪地区の合同企業ガイダンスが開催されました。今年の企業ガイダンスは2月に続き2回目で、2009年3月の大学、短大卒業見込み者を対象とする説明会です。参加企業は数十社、参加学生総数は百数十名で、2月の二百数十人を下回ったようです。

採用活動は、企業にとって非常に重要です。どんな事業を営んでいるかを問わず、優秀な人材(ヒト)の確保は、如何なる設備投資(モノ)や資金力(カネ)でも代替できません。正に、企業の存亡を決定する最も重要な要因だと言えます。とりわけ、小社は証券会社(金融業=サービス業)ですので、目に見えるモノを製造したり、販売していません。人材力こそが、成長のエンジンなのです。

2月、3月のガイダンスで、小社のブース(机と椅子の簡単なものです)に来てくれた学生数は合計で約30名。男性と女性の比率は2:3と言ったところでしょうか。この合同企業ガイダンスに参加し始めてから5~6年が経過していますが、毎年「女性の方が元気があるなあ」と言った印象です。がんばれ男性諸君!!

小社の2009年4月の採用予定(あくまでも希望です)は、男性営業職員若干名(適任者がいればと言った感じで、採用者なしでも構わないと考えています)、女性営業職員3名~5名です。果たして希望どおりの採用が実現するかどうか。米サブプライムローン問題をきっかけに、我が国でも景気減速感が高まりつつある昨今ですが、就職事情は依然として採用難の真っ只中です。5~6年前の就職難の時代とは学生の就職先選択も様変わりしており、何が何でも内定が欲しいという姿勢は全く見受けられません。

さて、上述の女性営業職員の募集について少々。現在、小社には女性の営業職員は存在しません。これは、小社が10年程前まで典型的な「株屋」だったからであり、キメ細やかで、気配りの利く女性の長所を生かすことが困難な会社だったからです。実際に、過去にも同じチャレンジをしたことがあったようです。当時は、収益における株式委託手数料が占める比率が95%を超えていたはずであり、正に街の「株屋」。女性営業職員の出る幕は無く、自然消滅してしまったようです。

さて、今回チャレンジ。採用が実現してからの話しですが、この事業構想の狙いは、「株式とは異なる金融商品からのアプローチ」です。小社は現在、「脱株屋」を標榜。投資信託などを中心としたの「貯蓄商品」、「生命保険・損害保険」の販売を推進し、金融のワンストップサービスの実現を目指しています。しかしながら、現在の顧客層の中心は「株屋」時代に形成されたものであり、「株屋」のお客様に「貯蓄商品」や「保険商品」を提供する、一方向のアプローチになりがちです。

そこでこれを打開すべく、キメ細やかな、気配りの利く女性の営業職員を採用し、双方向からのアプローチで顧客層に厚みをつけようと言うのが、この「事業構想」の主題です。全国的に言えることですが、「株屋」の顧客層は加速度的に高齢化しており、小社もその例外ではありません。老後に備えてコツコツと貯蓄をして行きたい顧客層、保険商品のニーズが高い顧客層は、「株屋」の顧客層と比較すると若年であり、一致しない可能性が高いと言えます。また、若年層をターゲットとした事業展開を行うことにより、将来の潜在的株式顧客を囲い込む効果も期待できるでしょう。

まだまだ雲を掴むような事業構想ですが、今後も折に触れて報告します。お楽しみに!!


ゴルフの魅力=難しさ?
先週末、地元松阪カントーリークラブにてラウンドしました。風はそれなりにきつく谷越えのショートホールにはてこずりましたが、厳しいい寒波も和らぎ始め、さほど寒い思いをせずにプレーすることが出来ました。

このところプレーの前日には深酒せぬよう、体調を万全に整え臨んでいたのですが、先週金曜日はお客様と会食の予定があり、いざ夜の町へ。美味しい食事と楽しい話しに大いに盛り上がり、ついつい飲みすぎる羽目に…。さらには、楽しく盛り上がれば盛り上がるほど、真っ直ぐ家に帰れない雰囲気になりがち。お客様からのお誘いもあり、ゴルフのことは忘れてついつい二軒目でカラオケ。気付いた時には日付が変わっており、久しぶりの午前様。後悔しても時間を巻き戻すことは出来ません。

比較的早い時間のスタートでしたが、幸いお酒は残っておらず(疲れはずいぶん残っていたかも…)、いざ松阪カントリーへ。ストレッチ(ただの体操です)、パッティング練習、数回の素振りで体をほぐし、ティーグランドに立ちました。

昨夜の疲れが気になっていましたが、上々の滑り出し。午前中は調子を崩すこともなく、ハーフのベストに近いスコアでクラブハウスに戻ってきました。ここでランチタイムを挟むわけですが、午前中の好スコアに気分を良くして、ついつい食べ過ぎ。調子に乗って「生中」も一杯飲み干しました。

さて、問題の午後の部。時間的な余裕もあまりなかったため、少々あわただしくティーグランドへ。昨夜の疲れが満腹になって一気に出たのか、体のキレが無い!! 昼食時に、小生の下半身は既に根が生えた状態になっていたようです。

ここからはお得意の広角打法。下半身のリードが無くなり、手打ち状態で5~6ホールをラウンドしていたようです。上がり2ホールは何とか修正し、次回のラウンドにつながると自分に言い聞かせましたが、コンペであれば間違いなく大波賞でしょう。

毎度ですがゴルフの難しさを痛感しつつ、これからは決してプレー前日の深酒はしないと、決意を新たにした(何度決意したことか…)週末でした。


日経新聞の中部経済面に
本日の日経新聞朝刊の中部経済面(37面)、「金融生き残りの条件」なる特集に、小社の生命保険業務への取組みについての記事が掲載されました。

先月、日経新聞社の記者の取材を受け、いつ掲載されるか楽しみにしていました。本日の記事の中では名古屋の木村証券さん、安藤証券さんの取組みとスペース的には同格(?)に扱っていただいており、小生としても鼻高々です。掲載の目的はともあれ、記事中段には小社の店頭風景の写真まで。

中部地区にお住まいの皆様、日経新聞がお手元にございましたら、是非ともご一読ください!!


迷走する日本のグローバル化 Part2
前回記事にしました日本のグローバル化について、早くも適当な話題が出てきました。

本日朝刊各誌に、温暖化ガスの排出権取引導入についての議論が掲載されています。この排出権取引、欧州では2005年から既に導入されています。米大統領選で争う共和党のマケイン氏、民主党のクリントン、オバマ氏ら有力候補が軒並み導入を支持しており、日本もいよいよ重い腰を上げるのか、今後の成り行きが注目されます。「米国がやるなら日本も」と渋々導入するのは独立国家として情けない気もしますが、小生はもちろん導入支持派ですので良しとしましょう。

さて、米国外交誌の「フォーリン・ポリシー」がランキングする国際貢献度において、日本の定位置はビリだということは前回報告しましたが、ランキングの査定基準6つの中に地球「環境」についての貢献があります。この「環境」部門でも日本のランキングは下位なのですが、それを象徴するような議論が未だに繰り広げられているようです。

日経新聞朝刊の総合面によると導入反対派の最先鋒、新日本製鉄の三村明夫社長や東京電力の勝俣恒久社長を首相官邸に呼び、「地球温暖化に関する有識者懇談会」初会合を開催したそうです。日経新聞によると、新日本製鉄の三村氏は「排出権取引がどうして温暖化ガス削減につながるのか、僕を説得できる人がいるのか。」と公言してきた筋金入りの反対派。産業界の排出量の6割を占め排出権取引にも反対してきた鉄鋼、電力業界トップを懇談会に取り込むことに成功したことが、今後の成果に結びつくこと、つまり国際貢献度ランキングが一つでも上がることを期待します。

また、懇談会議長でありトヨタ自動車取締役相談役の奥田碩氏が、「日本が孤立するのは非常にまずい。欧州連合や米国と歩調を合わせなければならない。」と終了後の記者会見で語ったことは、決断を迫られている日本の立場を象徴していると言えます。

ちなみに前回記事で紹介しました元国連大使の波多野敬雄氏がおっしゃるには、産業界がなかなか思い腰を上げなかったことについて、日本の奇妙な議決方法についてもご意見を述べられていました。正に今回の排出権取引について、経団連では多数決で議決すれば導入となるはずなのに、2~3人の反対があり、なかなか結論を出さなかったそうです。日本ではよく耳にするのですが、強引に多数決で結論を出すと必ずこんな声が聞かれます。「少数意見を尊重すべきだ」とか「数の横暴」とか。どうやら我々日本人は、全員一致でなければ結論を出したがらない特性をもっているようです。

小生の意見は聞かれますと、小生も皆さんと同じ日本人ですので「少数意見の尊重」も大切だと思います。しかしながら、それだけでは議論を重ね議決することの意味がなくなってしまいます。毎度のこと、こうした声・理論の是非を論じるのではありませんが、これこそが波多野氏が言うところの「日本の常識、世界の非常識」なのであり、外国人にとっては理解できないところなのかもしれません。


「鎖国」か、「開国」か? 迷走する日本のグローバル化
近年、日本でもグローバル化に対する要求が高まりつつありますが、賛否両論。個人的にもその是非については決めかねるところがあり、非常に結論が出しにくい問題です。分野を特定して議論すると良くわかるのですが、日本ではほとんどの場合、利害関係が対立しても正義の名のもとに門戸を閉じる方向で意見がまとまりがちです。

さて、先週の金曜日の時事通信社「内外情勢調査会」にて、元国連大使であり学習院長、波多野敬雄氏お話しを聞く機会を得ました。ご講演のタイトルは「日本の常識、世界の非常識」。歯に衣着せぬご指摘は爽快ではありましたが、我が国の眼前に山積する問題の多さ、大きさに、考えさせられるところが少なくありませんでした。

行き詰まりの我が国を象徴する事象として、まずは外国人記者数について。バブル経済華々しい時代と比較すると、日本に駐在している外国人記者はすでに半減しているそうです。対して今や大国の仲間入りをした(しつつある)中国は3倍に。中長期的な世界の発展は、アジアが主導権を握ることになると思われますが、このアジアの成長から日本は除外されているようです。

また、米国外交誌の「フォーリン・ポリシー」がランキングする国際貢献度において、日本の定位置はビリだそうです。この国際貢献度ランキングは、先進国21か国を「貿易」「投資」「援助」「環境」「移民」「平和」の6つの基準で査定するもので、我が国の「移民」や「平和」はほとんど零点。その他の分野でも、世界の目でみると非常に厳しい採点がされており、実態を見せつけられた小生は少々ショックでした。おそらく、「そんなはずはない、誤解されている」と感じる日本人がほとんどでしょう。

6項目の評価が厳しい理由について、詳しい解説もしていただきましたが、非常に長くなりそうですので今回は割愛させていただきます。いずれにしても、我々日本人が常識として捉えている事象が、世界から実ると非常識に映っているわけです。これは大問題です。現状を放置すれば、アジアの成長から取り残されるだけでなく、世界の単なる小国に、さらには孤立してしまう可能性もあるでしょう。

そもそも、日本国民の98.5%は依然として「ヤマト民族」です。この単一民族が形成する国家は先進国では稀だそうです。だからこそ、国民が一致団結して事に当るには良いのですが、視点も同一化しやすい。困難な時期や成長期には無類のパワーを発揮することが出来ても、一旦守りに入ると悪循環となり、世界の目には奇異に映るのでしょう。

誤解なきよう。小生はここで「鎖国」か「開国」かを論じているのではありません。もちろん、それは今後も国民が議論していかなければならない課題です。しかし、議論を戦わせる前に、世界からは厳しい評価が下されていること、時として「日本の常識は世界の非常識であること」を国民一人一人が認識する必要があると感じました。その上で、これからの日本が歩むべき道を議論すべきだと思います。




プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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