松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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平成の名勝負
大相撲初場所千秋楽。5年半ぶりとなる横綱同士の相星決戦で、白鵬が朝青龍を豪快な上手投げで破り、3場所連続6度目の優勝を飾りました。日本の国技とも言われる大相撲。言わずと知れたことですが、両横綱共に出身地はモンゴル。少々さびしい気がしますが、いよいよ本格的な青白時代の到来です。

立会い前の仕切りでは、互いに視線をそらさず、火花を散らすにらみ合い。自ずと緊張感は観戦するファンにも伝染し、激闘の予感。両横綱とも気合充分で立会いはほぼ互角。白鵬が得意な右四つで寄り、朝青龍も豪腕でのつり。最後は白鵬の左上手投げに尻餅をつかされた朝青龍でしたが、国技館はまさに興奮の坩堝でした。テレビで観戦していた小生も大興奮。立会い前の仕切りから取り組み終了まで、瞬きする暇さえ与えぬ数分間でした。手に汗握る47秒間の取組みは、早くも今年のベストマッチ最有力候補でしょう。

横綱同士のしのぎを削る取組みは、やはり見ものです。出身地やこれまでの経緯が興味をそそる面は否定しませんが、これだけのハイレベルで緊張感のある取組みは、このところの大相撲には見られなかったものです。まさに歴史に残る「平成の名勝負」ですね。

青白時代の始まりは、大相撲復権の萌芽となるでしょう。がんばれ朝青龍、がんばれ白鵬(順不同)。そして、負けるな日本人力士!!


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古紙配合率偽装問題 その②
先日、当ブログで古紙配合率偽装問題を取り上げました。その記事の中で、弊社が使用しているコピー用紙についてもふれていますが、このコピー用紙も配合率が偽装されていたことが本日発覚しました!!

業者さんにお聞きしたところ、公にされていた古紙配合率は50%となかなかの高率。しかし実際はなんと15%だったとのこと。このところの報道の通り、特定の製紙会社に限定した偽装ではなく、業界全体の問題だったようです。企業の皆さんは、是非とも確認してみてください。

もちろん、弊社は地球環境問題への対応として、このコピー用紙を使用していました。新しい用紙より品質で劣るにもかかわらず、コスト高を承知で… 弊社が支払っていた古紙配合によるプレミアムは、配合率の差の分だけ地球環境の改善に役立っていなかったことになります。

全国の製紙会社に言いたい!! 配合率の偽装分に相当するプレミアムで、CO2の排出権を購入してください。そうでなければ、差額分を返金するべきです。もちろん、返金されたプレミアムは、地球環境改善のために役立てたいと思います。

これは、「環境偽装」というより、環境ビジネスに便乗した「詐欺」です。


「赤福餅」 営業再開!!
消費期限などの偽装問題で、無期限の営業禁止処分を受けている和菓子の老舗、三重県伊勢市の「赤福」が、本店と直営店のみで「赤福餅」の販売を再開する方針を固めたことが報じられています。お伊勢参りといえば「赤福餅」です。伊勢市、いやいや三重県が誇る名物の販売再開も目処がついたことを、三重県人として心から嬉しく思います。

また、せっかくのお伊勢参りに、「赤福餅」が食べられなかった観光客の皆さん。悔しい思いをされた方も少なくないのでは、とお察しします。三重県人を代表して(?)、お詫び申し上げます。

おそらく、営業再開に至るまでには、多くの「赤福」従業員の皆さんの、表には出てこない尽力があったことでしょう。経営者が矢面に立ち、反省し、心やおこないを改めるのはごく当然の話しですが、従業員のみなさんの協力無しでは成し得ない営業再開だったはずです。

「赤福」経営者は、今回の営業再開に感謝し、会社や「赤福餅」に対する思いを改めるべきでしょう。会社や「赤福餅」は、すでに経営者だけの物ではありません。「赤福餅」が大好きなお客様、今回の営業再開を陰で支えた従業員の皆さん、そのご家族、そして「赤福餅」に支えられ発展している伊勢・志摩の観光産業など… すでに経営者の勝手で、進むべき道を決定できる存在ではないのです。

民間企業が「公器」だと断言はしませんが、人気のある商品や発展している会社ほど、その支えとなってくれている方々が多いということになります。弊社は地元密着型の小規模な証券会社ですが、会社を支えてくれている皆さんへの感謝の気持ちを大切にし、「公器」としての役割を全うして行きたいと思っています。



白髪、老眼、四十肩
昨晩、高校時代の友人が8名集まり、地元の老舗旅館で海鮮鍋を楽しみました。同窓会といった本格的なものではないのですが、毎月一度はこの旅館で昔話に花を咲かせています。実はこの旅館の若旦那(社長)もそのメンバーの一人。皆で、地元松阪で商う、創業二百二十年の老舗旅館を盛り立てていこうという意味もあります。

【鯛屋旅館WebSite】

さて、同窓生ですから全員同年齢です。盛り上がる話題は、前述の通り昔話が中心ですが、最近加わってきた話題が「白髪、老眼、四十肩」。四十も半ばに差し掛かり、あたりまえの老化現象ですが、なにやら複雑な気分です。それぞれ肩にかかる責任も重くなり忙しい毎日ですが、健康管理を怠らず、末長く「この会」で集いたいものです。

もちろん、宴席は高校時代と変わらぬ盛り上がりで、老化の話しも笑い飛ばしてしまったことは言うまでもありません。体は中年、心は青春のひととき。やっぱり、持つべきものは友ですね。


テーマ:雑記 - ジャンル:日記

古紙配合率偽装問題
年賀再生紙はがきの古紙配合率が、契約で取り決めた40%を下回っていた問題の発覚により、日本製紙の中村社長が引責辞任することになりました。今回の問題は日本製紙にとどまらず、郵政側に再生紙はがき用紙を納入している大手製紙会社5社(日本製紙を含む)全ての偽装問題に広がりました。日本郵政のヒアリングによると、古紙配合率40%の用紙を使用する契約で、最高配合率が20%、最低が日本製紙のたった1%だったそうです。また、日本製紙は年賀はがきだけではなく、コピー用紙やノート用紙など広範な製品で偽装があったとの社内調査結果を発表しています。

昨年の漢字が「偽」に決定したことは記憶に新しいところですが、「偽」は私達の知らないところに依然として潜んでいるようです。この傾向は、しばらく続くのでしょうか…

日本製紙の中村社長は不正の事実を把握していながら放置していたことを認め、「コンプライアンス(法令遵守)よりも品質向上を優先した」と説明しています。

製紙技術について明るくない者が多くを語るべきではないかもしれませんが、このコメントにも偽装の匂いがプンプンします。私の知る範囲では、再生紙は新しい紙より品質面で劣ります。さらに、品質が劣るにもかかわらず、コストも高くつはずなのです。そこでこの偽装問題。日本製紙の中村社長は「品質向上を優先した」と説明しましたが、実際には「コストを優先した」のではないでしょうか?古紙再生には特殊な技術が必要なはずですし、手間隙もかかるはずです。ですから、古紙の配合率が高いほど、品質を維持しようとすればコスト高になるのは間違いありません。当社でも、コピー用紙は古紙配合の再生紙を使用していますが、品質が劣るにもかかわらず新しいコピー用紙より価格は高いのです。

私の認識に誤りがあれば、大変失礼な記事を書いていることになりますが、誤りだったとしてもどこかに問題があるはずです。再生紙を使う目的は地球環境の保護です。CO2の排出権が個人レベルで売買される現代、日本人のプリンシパルが疑われる、非常に恥ずかしい出来事です。


生保営業職員の給与制度見直し
本日の日経新聞朝刊第一面に、明治安田生命が生保営業職員の給与制度を大幅に見直し、10月から安定的な「固定給」の比率を上げると報じられています。制度見直し後は、会社の負担が年100億円から200億円増えるそうですが、優秀な人材に長く働いてもらった方が競争力強化につながると判断しているようです。狙いどおり、契約者向けのアフターサービスやきめ細かい相談が充実し、保険金不払い問題の再発防止などにつなげてほしいものです。

しかしながら、私は給与体系よりもっと大切なことが置き去りにされていないか心配です。もともと、古典的国内大手生保各社は、女性の営業職員を中心に営業展開してきました。ちなみに、私の死亡保障の契約先はこの明治安田生命であり、やはり担当者は女性営業職員さんです。この女性営業職員さんたち。度々担当者が変わります。大手の金融機関で良くある転勤による担当者変更ではなく、退職によるものがほとんどのようです。どのぐらいの定着率なのかは定かではありませんが、女性営業職員さんたちの離職率は相当高いのではないでしょうか。古典的国内大手生保の女性営業職員さんたちの場合、親戚や知人友人などで契約が出尽くしてしまうとその後の契約は激減し給与も激減、結果として退職してしまう方も多いと聞きます。そんな志の低い営業職員さんが担当者だったのは運が悪かったと、諦める契約者はどこにもいません。生保営業職員は、お客様のコンサルティング担当者であり、ライフプランナーでなければならないのです。親戚や知人友人に「お願い契約」をいただくことが、課された使命ではないのです。

データにより論じている訳ではありませんので、間違っていたらお許しをお願いしておくとして、古典的国内大手生保各社が最初に着手すべき改革は、本当に給与体系で良いのでしょうか。私はこの方針転換に違和感を覚えます。結果として給与体系が変化するのは大いに意味があることですが、まずは営業職員の質の向上が最優先課題だと思います。我々証券会社の営業職員を含め、各金融機関の営業職員全体で比較してみると、決して高いレベルとは言えません。また、銀行や証券会社が各種保険商品の取扱を始めている昨今、生命保険や損害保険など、金融商品の中での単品ではお客様ニーズを満たすサービス提供は不可能です。サービスの提供は出来なくとも、商品知識・金融知識を有することは必要不可欠です。

古典的国内大手生保が、現在まで続く女性営業職員にこだわることには、歴史的な背景があると聞きます。生半可な知識ですのでここではそれを論じませんが、このままの状態を放置し「それは(歴史的背景があるから)仕方がないことだ」と諦めていては、いずれ国内の生命保険市場は外資系生命保険会社に席巻されてしまうでしょう。

契約者として言いたい!! 「明治安田生命さん、お客様(契約者)の視点で改革をお願いします。」


ネット証券対策
本日、日経新聞朝刊に、インターネット証券五社の2007年株式売買代金が、2006年と比べて8.3%減少したことが報じられています。前年比で減少したのは、ネット取引が本格的に普及し始めた2002年以降初めてで、個人投資家が好む新興市場の長期低迷、夏以降のサブプライム問題などが、その主因に挙げられています。

私達地場の証券会社は、言うまでもなくネット証券の対極にある対面・対話型の証券会社です。お客様と直接、または電話で会話し、お客様のご相談に乗りながら、売買注文を受託します。

ネット取引本格化以降、私達は「ネット証券の脅威」、つまりネット証券へのお客様流出に危機感を抱きつつ歩みを進めてきました。しかしながら、実際には大きな影響を被ることなく、無事今日を迎えています。ネット証券のお客様の多くは、私達の既存のお客様流出によるものではないようであり、新しい投資家層がその中心のようです。

しかし、影響が軽微だったのは、私達のお客様年齢層が高齢化していることも原因の一つです。現在の高齢者にはネット取引があまり受け入れられていないのかも知れません。ただし、それはあくまでも「現在の高齢者」です。IT化が加速度的に進行する中で退職を迎えている「団塊の世代」以降の世代で同様の傾向、つまり高齢者がネット取引を受け入れない傾向が現れるかどうかは疑問です。

あくまでも私の推測ですが、ネット証券全盛期の今日以降、私達の新しいお客様獲得は、これまでと異なるビジネスモデルが必要となるでしょう。

おそらく、若年層から株式投資を始める人達は、ほとんどの場合ネット証券で株式投資をスタートするはずです。全てがそうだというわけではありませんが、比較的小額の資金で短期売買を繰り返す傾向が強い事から、ゲーム感覚の株式投資とも言われるスタイルです。この期間は、委託手数料の割高な我々対面・対話型の証券会社に出る幕はありません。ビジネスに限らず、証券業以外の接点をいかにして作っておくかが問われる、いわば潜伏期間です。

そして投資知識をそれなりに蓄積し、ネット取引投資家が退職を向かえることになります。今後も、企業に退職金制度が存在するかどうか予想できませんが、いずれにしても貯蓄額のピークは退職時前後になるはずです。

そこで、我々の出番です。これまで小額だからこそ気軽に出来たゲーム感覚の投資を、売買単位を10倍にして実行するには余程の投資知識の蓄積が必要でしょう。いわゆるセミプロの域に達している人達だけに可能な選択ではないでようか。数千円、数万円の買い物はネットショッピングで気軽に出来ますが、数十万、数百万の買い物をするのは勇気のいることであり、誰しも躊躇するはずです。

また、退職後の投資に限った話しではありませんが、投資の対象は株式だけでいいはずがありません。債券や投資信託、保険商品といった多様な金融商品の組み合わせが必要となます。豊かな老後のためには、しっかりとしたお金の「リタイアプラン」が必要なのです。いくらインターネット全盛の時代とはいえ、ネット証券にこの「リタイアプラン」のコンサルティングは不可能です。

回りくどくなりましたが、私達のネット証券対策は、ネット証券へと顧客が流出することを防ぐのではなく、ネット証券から顧客をいかにして獲得するかということに方向転換しなければいけないのです。そのためには、「リタイアプラン」を提供できる金融商品の品揃えと、コンサルティングのための商品知識、金融知識が不可欠です。また、ネット投資家である若年層との接点をいかにして持つかも課題となるでしょう。

いずれにしても、険しい道のりですね。


遠くをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す
タイトルの「遠くをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す」は、江戸時代の後期に農業復興政策を指導した農政家・思想家、二宮尊徳(金治郎)が残した言葉です。小生、二宮尊徳について特に勉強したわけではありませんが、毎月購読している月刊誌「致知」に掲載されているインタービューにて、「かんてんぱぱ」で知られる伊那食品工業会長、塚越寛氏が「座右の銘」として紹介されています。とりあえず全文を…

遠くをはかる者は富み
近くをはかる者は貧す
それ遠くをはかる者は百年のために杉苗を植う
まして春まきて秋実る物においてをや
ゆえに富有なり
近くをはかる者は春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみ目につく
故に貧窮す

なんと含蓄の深い言葉でしょうか。農業復興のみならず経営、さらには人生までにも通じる教示です。小生も経営者の端くれです。小生を含め世の経営者は、華々しい目先の利益を追求し、正に「近くをはかる者」になりがちです。昨年を象徴する一文字が「偽」に決定されたことも、経営者の「近くをはかる」姿勢がその要因の一つでしょう。

また(昨年の数々の不祥事とは無関係ですが)、小生は「遠くをはかる者」であることは、経営者に求められる最低限の資質だと思っています。自身の任期中だけ良ければといった「近くをはかる者」は経営者として失格です。経営者は、自身が引退した後の会社の事をも考え、現在の会社の舵取りを行なえる者、すなわち「遠くをはかる者」でなければならないのです。常日頃から、自身が「遠くをはかる者」でありたいと思うと当時に、「遠くをはかる者」が会社の要職に就くべきだと思います。

余談ですが、そう考えると政治家に求められる資質もまた「遠くをはかる者」ですね。現在の政治家の多くは「近くをはかる者」のような気がします。自身が現役を引退した後の日本国を考え、行動している政治家は果たして何人いるでしょうか。現在の自身、属する政党の立場しか考えていない政治家が目立ちすぎます。我が日本国の行く末は… 我々の日本国は、我々の手で守らなければなりません。皆さん、次の選挙では「遠くをはかる」ことの出来る先生に清き一票を投じましょう。


年の初めの運試し
皆さん、あけましておめでとうございます。平成20年も、当blogをよろしくお願いします。毎日更新と言うわけには行きませんが、タイムリーな話題にスポットを当て、気ままに記事にしたいと思っています。よろしく御付き合いください。

元旦の早朝、初詣の際に「おみくじ」で年の初めの運試し。もちろん大吉狙いですが結果は控えめに「小吉」でした。しかしながら、内容を確認して納得。

「晴れ渡る 月の光にうれしくも 行く手の道の さやかなりけり」

歌の意味は「暗くて見えない道も月がさし始め、明るくなる如く幸い次第に加わる運ですから、あせらず騒がず静かに身を守って、進むべき時に進んで何事も成就すべし」 とのことです。これなら大吉よりもいいかもしれません。おみくじ、占いの類は、自己満足することが大切です。その他、商売に関するところをかいつまんで…

商売:売買共に利益あり
相場:売り時としては良し

なにやら微妙なニュアンスですが、これも自己満足。「売り時としては良し」ということは、高い場面があるという事でしょう。株式相場は年明け早々波乱の幕開けですが、年前半の安いところをいかに上手に買うかが、勝負の分かれ目になると予想します。

平成20年が、個人投資家の皆さんにとって実りの多い年となることを祈ります。



テーマ:雑記 - ジャンル:日記



プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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