松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
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「イミダス」「知恵蔵」休刊へ
世相を映し出す言葉や最新の専門用語を収録して毎年11月に出版していた「イミダス」(集英社)と「知恵蔵」(朝日新聞社)が、昨年発売の2007年度版で休刊します。「イミダス」は1986年創刊で、集英社によると創刊号は113万8000部を売り上げましたが、その後は年を追うごとに減少し今年度版は14万5000部。また、朝日新聞社によると1989年創刊の「知恵蔵」は、当初は95万部を売り上げるなど好調でしたが、今年度版は13万部になっていたそうです。

インターネットなどIT技術が発達したことから、無料で、そして瞬時に多種多様な情報が入手できるようになり、ついにその役割を終えたということでしょうか。皮肉なことに、両書を休刊に追い込んだ張本人であるインターネット版は存続するとのことです。

今年2月封切られた「バブル」の時代を懐かしむ邦画がありましたが、この2誌は私にとって、正に「バブル」の時代を思い起こさせます。おそらく、当時は全国どこのオフィスにも常備されていたのではないでしょうか。IT化の進行は、こうした過去のヒット商品をどんどん不要にしていきます。それに代わる物がIT技術により提供されるわけですから、私達の生活に何の不便もありません。それが少々さびしい気がするのは、私が年を取ったせいでしょうか。

IT機器は便利なだけに、その使い方を誤り「凄惨な事件」や「陰湿ないじめ」につながることも多々有るようです。記憶に新しいところでは、「闇の職業安定所」なるサイトを利用した事件があったばかりです。また、中高生が携帯電話を持っているのはあたりまえとなり、いじめの道具に利用されたり、その使用方法を誤り、生徒自身が犯罪に巻き込まれることもあると聞きます。未成年者をこうした魔の手から守ってやるのは、我々大人の役目です。

IT機器は使いこなしても、人間らしさや良心を忘れずに、IT機器に操られぬよう、惑わされぬよう、生きて行きたいものです。


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テーマ:ビジネス・起業・経営に役立つ本 - ジャンル:本・雑誌

「いつか来た道」に逆戻り ~ダム建設費膨張に思うこと~
本日の日経新聞第一面に、「国土交通省が全国で建設中のダム149基も建設費が約9兆1千億円と当初見積もりの約1.4倍に膨らんでいる」との記事が掲載されています。2000年以降に、無駄な公共事業への批判から建設中止・凍結したダムでも建設再開の動きがあり、建設費はさらに膨らむ可能性が大きいとのことです。

長野県の田中康夫前知事が2001年に「脱ダム宣言」を表明しましたが、前知事の個性が強すぎるあまり(?)議会との対立が激化。前知事は、長野県民にも次第に受け入れられなくなり落選、2006年に就任した現職知事は方針転換に踏み切ります。結局(残念ながら)、前知事が成し遂げようとした「改革」は実現することはありませんでした。

ひょっとすると、この長野県の動きが日本全体に広がりつつあるのでしょうか。我が国財政の現状から考えると、公共事業費の膨張など狂気の沙汰としか思えません。私たち国民が気づかぬ内に、小泉前首相の時に動き始めた「構造改革路線」は既に過去のものとなり、確実に後戻りしているようです。おそらく、こうした公共事業の建設費膨張は「ダム」に限られたことではないはずです。

一方、奈良県では妊娠7ヶ月(当初の報道では妊娠3ヶ月でした)の女性が出血を伴う腹痛を訴え救急車を呼んだものの、搬送先がなかなか決まらず約3時間が経過。救急車が事故したことも遅れの原因のようですが、残念ながら胎児は胎内で死亡(死産)してしまったそうです。消防署によると、地元の奈良県橿原市と大阪府内の計9病院に受入を断られ、50キロ近く離れた高槻市に搬送したとのこと。病院と消防のコミュニケーションが上手くとれなかったこともあるようですが、現在の救急医療体制の脆弱さが浮き彫りにされた出来事です。

確かに、ダム建設には「治水事業」という大義名分があります。しかし、皆さんが政治家なら、「ダム建設」と「救急医療体制の充実」のどちらに重きを置きますか。おそらく、必要となる予算、事業費は比較にならないはずです。大多数の国民が望んでいるのは、「救急医療体制の充実」ではないでしょうか。世の先生(政治家)方、お役人(官僚)の皆さんは、優劣をつけたり、比較するべき問題ではないとお答えになるでしょうが・・・

小泉人気(復帰待望論?)が再燃しているのは、こんなところに原因があるのかもしれません。確かに、「構造改革」の名のもとに医療制度改革をすすめたのは小泉元首相です。しかし今本当に大切なのは、素直に誤りを認めた上でそれを改め、一方では「構造改革路線」を貫き通すことだと思います。安倍首相、しっかりしてください!! 首相の掲げる「美しい国、日本」の実現を期待します。他の大先生(政治家)方、お役人(官僚)の皆さんも、そろそろ目を覚まして欲しいものです。


テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

自民党こそが伏魔殿の様相?
昨日、安倍改造内閣が発足しました。顔ぶれを見ると新鮮味があまりなく、「日本の政治家としての有名人」が多数登用されています。求心力回復に向け、挙党体制を重視した人事とのこと。

しかし、個人的には「ちょっと期待はずれの感あり」といったところでしょうか。参院選に大敗した後だけに、足場を固め直す必要があったとはいえ、国民の期待が反映された人選ではないと思います(少なくとも私はそう思います)。もともと、日本人は長幼の礼儀を重視する国民性ですので、安倍首相にとって年長の有名人(=有能な政治家であればいいのですが・・・)ほど扱いにくいと感じるはずです。政治家としての能力にさほど差がないのであれば、どのような人選が良いのかは明らかなはず。それほどまでに安倍首相の求心力(この場合、自民党内での)が低下してしまっているということでしょう。結果として国民に対する自民党の求心力は上昇することはあっても、安倍首相の求心力が高まることは無さそうです。

また、駄々をこねる先生までいらっしゃるようです。政界以外のどこの世界に、自分が入閣(民間企業で言えば取締役昇進と言ったところでしょうか)出来なかったこと対して、報道されることを承知で、首相に堂々と異議を申し立てるという暴挙が許されるでしょうか。民間企業の場合、資本の力で取締役を送り込むことは可能ですが、政治の世界にこの例は適当ではありません。そもそも国家は国民のために存在するのであり、政治家は公僕です。私利私欲のための言動だと決め付けるわけではありませんが、どうも釈然としません。

はたして、参院選で大敗したのは、安倍首相に落ち度があったからなのでしょうか。敗因のうちの大半(国民が自民党に投票しなっかた原因)は、おそらく「年金問題」だったはずです。この問題は、首相就任以前に起因する問題であり、その後始末を負わされているのが安倍首相なのです。また、参院選大敗を機に、野党から攻勢をかけられるというのならまだしも、自民党内での政争(ポスト争い?)の具にするなどもっての外です。

小泉前首相の時、とある「だみ声」の外相が、外務省のことを「伏魔殿」と称しました。私に言わせて見れば、自民党が、そして日本の政界全体が正に「伏魔殿」です。


テーマ:安倍政権 - ジャンル:政治・経済

相撲界に一言 ~朝青龍騒動の行方は?~
本日報じられていますが、日本相撲協会の北の海理事長が「解離性障害」と診断された横綱・朝青龍(26)のモンゴル帰国を認めました。なんとも人騒がせな迷横綱です。大ファンというほど大相撲が好きなわけではありませんが、日本人として、現在の相撲界に一言。

確かに、朝青龍は歴代の大横綱に引けをとらない、「強い横綱」だと思います。年齢的に考えても、復活すれば歴代の大横綱に名を連ねる可能性は大きいでしょう。しかし、強ければそれでいいのか。本来の相撲の考え方からすると「答えはNO」ではないでしょうか。スポーツとして大相撲を捕らえれば、怪我や病気の選手を治療したり休ませたりして、復活するチャンを与えるのはごく当たり前の処置です。しかしながら、勝敗のつく相撲に強いだけでは、そもそも横綱には昇進できないはずです。それが私の知っている大相撲です。肉体は当然のこと、頑強に鍛え上げられた大相撲の横綱に相応しい精神、日本的な品位が備わっているかどうかを審議するのが「横綱審議委員会」の役割なのですから、いかなる理由があろうとも「解離性障害」を患うような、地方巡業を抜け出してサッカーに興じるような関取が、本来の横綱に相応しいかどうかは火を見るより明らかです。

この私の意見は、あくまでも今の大相撲の考え方、制度上でのものであり、相撲界のそれが変化することに反対しているわけではありません。他の競技同様、シンプルなスポーツに変化していってもかまわないと思います。そうすれば、横綱であろうと、前頭であろうと、十両であろうと、怪我や病気の「選手」はじっくりと治療したり休んだりして、復活にかければいいのです。横綱だとか前頭といった地位(という表現でいいのでしょうか?)や、「相撲部屋」制度なども不要になります。しかし、それで相撲界が今より発展するかどうかは疑問です。はたして、ファンの皆さんはそれを望んでいるのでしょうか?


テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

吉田松陰の「留魂録」
先日もお伝えしましたが、9月1日~2日、同年代の仲間と福岡、萩(山口県)に出かけ、吉田松陰ゆかりの地、萩の松下村塾を訪ねます

そこで先日、中学生の娘がお世話になっている大学教授(山口県のご出身です)にその話をしたところ、「宿題」ではありませんが、タイトルの「留魂録」の本文を複写してプレゼントしていただきました。やはり山口県のご出身ですので、吉田松陰や高杉晋作、伊藤利助(博文)など幕末の志士についての思い入れは、他県民とは一味違う深さがあるのかもしれません。

さて、困ったことになりました。本文を手渡された小生は呆然。これは漢文というのでしょうか。5,000文字程度とはいえ、学生時代の記憶をたどっても、読破することは出来るわけがありません。「読み」は出来たとしても、意味を理解することは至難の技でしょう。本当の勉強とは「漢文」を一から学び直すことなのですが、もちろん小生は安易な方法へ逃れる選択をしました。

留魂録


画像の「留魂録」は、原文の写真がわずかに掲載されているだけです。中心は本文の「読み」と「現代語訳」であり、小生の狙い通り非常に読みやすい内容でした。前後には、解題と松陰史伝が配置されており、「留魂録」に限定せず、吉田松陰の「人となり」を幅広く学ぶことが出来ます。

「留魂録」は、自身が冒頭で歌っている「身はたとひ武蔵野の野辺に朽ちぬとも留置まし大和魂」から付けられた名前でしょうか。衝撃的な序章です。先日、司馬遼太郎の「世に棲む日日」を読み終えたばかりだったので、特に心に残ったのはその「死生観」について語られている第8章でした。「今日死を決するの安心は四時の順環に於て得る所あり」で始まる「留魂録」の白眉をなす部分かもしれません。吉田松陰はかつて、松下村塾の門下生高杉晋作から、「男子の死すべきところは」と質問されたとき、明確な答えをしないままだったそうです。しかし、死に直面して高杉晋作に手紙を書き、こう答えたそうです。

「君は問う、男子の死ぬべきところはどこかと。私も昨年の冬投獄されていらいこのことを考え続けてきたが、死についてついに発見した。死は好むものではなく、また憎むべきでもない。世の中には生きながらえながら心の死んでいる者がいるかと思えば、その身は滅んでも魂の存する者もいる。死して不朽の見込みあらば、いつ死んでもよいし、生きて大業をなしとげるみこみあらば、いつまでも生きたらよいのである。つまり私の見るところでは、人間というものは、生死を度外視して、要するになすべきをなす心構えこそが大切なのだ。」

後の総理大臣、伊藤利助(博文)は、高杉晋作のことを「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し」と評しました。まさに神出鬼没です。一方、自分が動くべき時期ではないと判断すると、追手からの難を逃れるために逃げまどい、諸国を渡り歩いた時期もあったようです。この高杉晋作の生き様、そして死に様は、まさに吉田松陰の言う「生死を度外視して、要するになすべきをなす心構え」だったと思うのですが、いかがでしょうか。

小生、幕末の志士たちにはいつも圧倒され、自身の未熟さを実感させられます。またまた、反省です。


テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

日米株式市場、米公定歩合引き下げを好感し急反発!! しかし、油断は禁物です
先週末に米公定歩合引き下げを好感しNY株式市場が急反発したことを受け、週明け、8月20日の東京株式市場は大幅上昇しています。外為市場でも急激に進行していた円高が落ち着きを見せており、金融市場はようやく「ほっと一息つける」状況となりました。

しかし、油断は禁物です。米公定歩合の引き下げは、サブプライムローン問題の根本的な解決策とはいえません。既契約のサブプライムローンの延滞率は来年いっぱい上昇するだろうとのとの予測もあるのです。では、いったいどうすれば解決するのか… 8月15日の当ブログをお読みいただくと一目瞭然ですが、住宅価格が再び上昇するしかないのです。米FRB(中央銀行)は少なくとも今はそう願っているはずです。

住宅に限らず、物の価格が永遠に上昇し続けることはありえません。と言うことは、サブプライムローンという形態の貸出残高が存在する限り、この問題は再燃する可能性があるということです。もちろん政府による救済など、住宅価格再上昇以外の方法がないとはいえませんが、金融のグローバル化が進んだ現状を考えますと、米国一国の行動では無意味であり、非現実的です。また、その目的の解釈によっては、不公平だと国民の批判を浴びる可能性もあります。

あくまでも私見ですが、この株価上昇は最近の下落の反動(自律反発)だと考えるべきではないでしょうか。

株式市場は私たち証券会社の主戦場です。何とか早く、解決してほしいものです。


テーマ:株式投資 - ジャンル:株式・投資・マネー

「My箸」運動への参加を宣言します!!
盛んに報じられていますが、昨日の日本列島は中部や関東地方を中心に猛烈な暑さとなり、多治見市・熊谷市で国内観測史上最高となる40.9度に達し、74年ぶりに最高気温を更新しました。この歴史的な猛暑日、全国で11人の方が熱中症で亡くなられたそうです。勢力の強い太平洋高気圧やフェーン現象の影響だとのことですが、やはり地球温暖化の進行、地球環境の破壊が深刻化しているからでしょう。

さて、皆さんは「My箸」運動と言うのをご存知ですか。使い捨ての割り箸は使用せず、自分自身の「My箸」を携帯しようという運動です。

ちょっと調べてみました。そもそも割り箸は、日本の森林を適切に保護して育てていく際に発生する端材や間伐材を、そのまま捨てるのは「もったいない」という心で、有効利用することを目的として作られ、使用されてきました。しかし、最近では価格競争により、中国など諸外国の森林を伐採したものを安く大量に輸入していることから、地球環境の生態系にも少なからず影響を与えつつあるようです。何しろ、日本では年間に約258億膳の割り箸が使われています。1人当たりでは約200膳の割り箸を毎年使い捨てていることになるのです(林野庁資料より)。

「My箸」運動への参加が、地球温暖化や地球環境破壊対策にどれ程の効果があるかは解りませんが、決してマイナスにはならないはずです。「小さなことからコツコツと」と言った政治家(漫才師?)もいました。何事も積み重ねと継続が大切です。

まずは「My箸」の購入から。購入した「My箸」を当ブログで公開することを約束します。また、「My箸クラブ」なるネットワークが存在します。思いつきで入会してみようと思います。皆さんもいかがですか。


テーマ:地球温暖化・地球問題について考えよう。 - ジャンル:ライフ

「サブプライムローン問題」の核心
米国を火種としたサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題が世界の金融マーケットに飛び火しています。日米欧の中央銀行が緊急資金供給などの対応に追われるなど、米国を震源に欧州発で急速に世界に広がったのは、金融のグローバル化やデリバティブ(金融派生商品)の発達により、複雑化した仕組み商品が世界各国の投資家に分散していたからでしょう。この問題の影響を受けた金融機関などは増加の一途をたどっており、依然として鎮火の兆しは見られません。

そもそもこの問題の核心を探るには、米国経済そのものの構造(的な問題?)を無視するわけには行きません。米国は、個人消費がGDPの70%を占める、正に消費大国です。米国経済の浮沈は、個人消費がそのカギを握っているといっても過言ではないでしょう。ですから、米FRB(中央銀行)は、個人消費の動向に最も注目し、金融の舵取りを行なうわけです。個人消費を活発化させるために、米FRBが目指すのが「資産価格の緩やかで着実な上昇」です。急激な上昇はその反動が心配であり回避したいはずですが、株価や住宅価格を緩やかに、着実に上昇させるべく、金融調節を行なっているようなものなのです。

そんな構造の米国において、低所得者向けに急速に広まったのがこの「サブプライムローン」です。サブプライムローンに限らず、アメリカでは住宅ローンの返済方法として、当初数年間の金利を抑えたり、当初数年間は金利のみの支払いを行ったりと、当初の返済負担を軽減したものが普及しています。債務者が、自分の返済能力を無視した借入を行うことが可能だと言うことです。しかしながら、返済の破綻はこれまでは必ずしも表面化していませんでした。住宅価格の上昇により債務者の担保余力が拡大することから、その部分を担保に新たな追加借入を受けることができた(ホームエクイティローン)のです。これは破綻を先延ばしするだけでなく、消費を拡大する効果あったはずです。また、住宅価格が大きく上昇していれば、その住宅を転売してローンを返済し、さらに売買差益も得ることも可能だったでしょう。当初負担の軽い返済方式の普及によって、所得水準からすれば本来住宅ローンを組めない人にまでローンを組む個人が増加し、むしろ住宅ブームを加速させていたわけです。

しかし、住宅価格上昇率が2006年に入って以降急速に鈍化すると、その結末は火を見るより明らかです。予測されたことですが、サブプライムローンの延滞率が目だって上昇を始め、今回の問題が一気に広がりました。米国において、サブプライムローンは住宅ローン全体の約13%を占め、2006年末現在で3か月以上の延滞率が13%を超えているそうです。現在ではさらに上昇していることでしょう。

さて核心に。今回のサブプライムローン問題でクローズアップされているのは、今のところ資金提供者側、つまり投資家サイドの問題です。しかしながら、最も危惧されるのは米国個人消費への影響ではないでしょうか。サブプライムローンの問題はその象徴的な事象であり、一部分に過ぎないかもしれないのです。この問題が引き金となり、もっと広範囲の信用の収縮(いわゆる貸し剥がし)に繋がるようなことになれば、米国経済は想像以上のダメージを受けることになります。個人消費を活発化させるために「資産価格の緩やかで着実な上昇」を目指す米FRB(中央銀行)にとって、最も回避したかったこと、恐れていたことが始まっているのかもしれません。

米国経済は、今まさに砂上の楼閣です。株式市場の動きもそうですが、日本経済にとっても他人事ではありません。急速なドル安(=円高)が進む可能性もあります。私の稚拙な連想(予想ではありません)が、的外れになることを祈ります。


テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

夏の風物詩 高校野球に思うこと
夏の風物詩・・・
今年も全国高校野球選手権大会の熱戦が、阪神甲子園球場で繰り広げられています。春にも「選抜高校野球」が同じ甲子園球場で開催されますが、やはり高校野球といえば「夏の甲子園」です。鍛えぬかれた高校球児たちが汗まみれになってひたむきに戦う姿が、観戦する人の感動を呼ぶからでしょう。何を隠そう、小生も「夏の甲子園」の大ファンです。これまでも数々のドラマが繰り広げられていますが、最終回土壇場の大逆転もしばしば。球児たちには失礼かもしれませんが、目前の勝利に平常心を保つことの難しさが、感動のドラマを作り上げてしまうのだと思います。もちろん、技術的に優れたチームの方が勝ち上がる可能性は高いはずですが、精神的な鍛錬、経験、技術に裏打ちされた自信(勝利への確信)が最後の勝敗を分けるのではないでしょうか。

そんな「夏の甲子園」も、最近では選手の体調管理により気を配るようになってきました。いくら気力、体力充実の高校球児とはいえ、勝ち上がれば上がるほど連日の猛暑に疲労は蓄積します。テレビ画面を通して、白衣を着た医師の姿を見かけることもしばしば。今年も、大きな事故、怪我、病気などなく、無事大会が終了することを祈ります。

そんなふうに思いを巡らしていますと、春、夏共に高校野球大会の開催方法に少々疑問も感じます。私的な意見ですので、反対意見の方もいらっしゃるでしょう。ひょっとすると、最も反感を覚えるのは当事者である球児達かもしれませんが、少々述べさせていただきます。

①球児の体調管理について
真夏の炎天下で大会を開催する意味はあるのか。夏季だとしても、8月以外に開催すべきでは。そのために、甲子園球場で開催できなくなっても仕方がない。球児たちの体調管理を最優先するべき。日程的に夏休みしか開催できないのだとすれば、②に述べる通り、出場校が多すぎるからではないのか。
②多すぎる出場校数
夏の選手権では、各県の代表校がしのぎを削り戦うため地元のファンが大いに盛り上がるが、それそのものが狙いにあるのなら、高校生の全国大会として開催の目的を大幅に逸脱しているのでは。競技によっては、関東や東海といった単位で地区予選を行なっているものもあるはず。体調管理の面でも言えることだが、決勝戦まで勝ち上がったチームは、特に大会後半には持久戦の様相。せっかくの才能、逸材を台無しにしてしまうこともありうるだろう。また、滞在期間が長期になれば必要となる資金も大きくなる。出場が決定した学校は、OB、父兄などからの寄付を募り資金を捻出している。高校生のスポーツでこんなことが必要なのか。また、他のスポーツ(競技)でこれほどまでに資金を必要とする大会はあるのか。
③大応援団
他の競技で、これほどまでに大規模な応援団を結成することはおそらくないだろう。学校側は「校名」が知れ渡ることからその効果を大いに期待できるものの、父兄や生徒は少々踊らされている印象も。その他の競技に打ち込む生徒の応援も同レベルで考えてこそ、真の「愛校精神」が育まれるのでは。

私は、「夏の甲子園」の大ファンです。大ファンだからこそ、かなり大胆な意見を述べさせていただきました。どうしても、高校野球の開催方法になにやら「商業主義」的な気配を感じてしまいます。これは、主催者側やスポンサー(?)、学校などへの批判です。高校時代を野球に懸けて過ごした皆さん、大応援団に参加し、声がかれるまで熱い声援を送りつづけた皆さんの「熱き青春の一ページ」を批判するものではありません。くれぐれも、誤解なきよう。



テーマ:高校生 - ジャンル:学校・教育

幕末の志士、「高杉晋作」 ~「おもしろき こともなき世を おもしろく」~
世に棲む日日


9月1日~2日、同年代の仲間と福岡、萩(山口県)に出かけることになりました。「萩」は「吉田松陰」ゆかりの地であり、「松下村塾」を訪ねる予定です。かなり忙しいスケジュールですが、とりわけ「萩」はこれまで行ったことがなく、心待ちにしているところです。

せっかく「萩」に出かけるなら、「吉田松陰」について少し勉強(?)しておこうと思い立ち、司馬遼太郎の『世に棲む日日』の単行本を購入。一冊当たり310~330ページが4冊とかなりのボリュームでしたが、そこは天下の司馬遼太郎。読み進むほどに幕末の激動の中に引きずり込まれ、楽しく読み切ることが出来ました。あくまでも「歴史小説」ですから全てを鵜呑みにするわけには行きませんが、「学生時代にこんな書籍を読んでおけばもっと歴史が楽しく学べたのに」と悔やむ今日この頃です。

吉田松陰について勉強(?)しておこうと読み始めたものの、中頃からは松下村塾の塾生、「高杉晋作」が主人公に。後書きにもありましたが、司馬遼太郎は「高杉晋作」を書くために、その思想的源流である「吉田松陰」、そして「松下村塾」について語らなければならなかったのでしょう。「高杉晋作」が、幕末の激動の中、時代を先読みし、戦略を尽くして幕府軍と戦い、日本の歴史を維新へ向けて大きく動かしていくさまは、正に「幕末の志士」と言えます。また、彼は「革命家」ですが自らの権威に全く興味がなく、維新直前に亡くなったこともあって権威との縁もありませんでした。そんな生き様から、「高杉晋作」は地元「萩」では今でも人気が非常に高く、尊敬されていると聞きます。

どうやら旅の目的がかなり変化してしまったようです(吉田松陰⇒高杉晋作)。最後に「高杉晋作」辞世の句をご紹介しておきます。

「おもしろき こともなき世を おもしろく」

この句は、これで完結しているとも、力尽きて下の句を書くことが出来なかったとも言われているそうです。皆さんはどう思いますか?


テーマ:歴史小説 - ジャンル:小説・文学

炎天下のゴルフ ~スコアアップの鍵は体調管理?~
今年は梅雨明けが遅れたせいか、最近まで朝晩の気温があまり上昇せず、体力的には幾分楽な感じだったのですが、ここに来て夏本番、まさにうだるような暑さが続いています。

それでも止められないのがゴルフ! 雨天のゴルフは流石に遠慮したいものですが、夏の暑さでお休みするわけには行きません。但し、いくつかの点に注意しつつ、ラウンドを楽しんでいます。

まずは、日焼け防止。数年前まではプールに行ってもあまり気にしていませんでしたが、皮膚がんへの影響など「日焼け」に対する世の中の認識はずいぶん変化してきました。「日焼け止め」は、シミを気にするご婦人方が愛用する代物でしたが、いまやスポーツマンの必需品。皮膚病対策のみならず、翌日に無用な疲れを残さないためにも欠かせません。プレー前だけでなく、昼食後にはもう一回塗り直し、万全の態勢で臨んでいます。

その次は朝食をしっかり食べること。真夏以外はあまり気にしていないのですが、炎天下で散歩しているだけでも体力の消耗が激しい季節です。エネルギーの源になる糖質、それを燃やすために必要なビタミンやミネラルなど、手軽で理想的なのが「バナナ」です。「バナナ」には糖質、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれており、すぐにエネルギーなって長時間持続するそうです。スポーツ選手が試合前に「バナナ」を食べるのはそのためで、理にかなった「勝負食」といったところでしょうか。

最後は水分補給。汗で多くの水分とミネラルが失われるため、しっかり補給しながらプレーすることが大切です。体調面だけでなく、ミネラルが失われると集中力が低下してしまうらしいのです。スコアを良くしたいのなら、ダイエット中にもお勧めの、「硬水のミネラルウォーター」が好ましいようです。小生にとって最大の難関は昼食時。同じ水分でも、「ビール」は体内のビタミンやミネラルをむしろ消耗してしまいます。近頃、午後のスコアが伸び悩むのは、そのせいかもしれません。反省です。

ゴルファーの皆さん、参考になりましたでしょうか。ゴルフなどスポーツ時だけでなく、体調管理には充分注意して楽しい夏を過ごしましょう。


テーマ:雑記 - ジャンル:日記

「自分探し」の本当の意味
本日の日経新聞に、転職を希望する新社会人が増えていることが報じられています。人材各社への転職希望登録がリクルート系で前年比2倍、デューダではなんと4倍以上に急増しているとのこと。企業が大量の新卒採用を進めた結果、人材と職場のミスマッチが増えたとの指摘が多いようです。人材確保のため、企業側が長所ばかりを強調してしまったのでしょう。

我々地方企業にとっても他人事ではありません。人材募集に際しては、その人の希望や人間性を見抜く(ミスマッチを回避する)技術が要求されるわけです。また、入社後の人材育成にも手抜きは出来ません。当社でも、入社間もない若手社員全員に、その先輩社員をチューターとして担当させ、指導しています。組織上の上司とは少し違った立場で(クラブ活動の先輩部員、兄姉のような存在でしょうか?)、場合によっては(社会人としての)私生活の悩みまで面倒を見てやろうというものです。まだ導入して間もない制度です。どのぐらいの効果が上がっているのか把握していませんが、むしろ先輩社員側に「先輩社員としての自覚」が促される効果があるようです。

何れにしても、若者の価値観は大きく変化しているようです。私達の世代も(昭和30年代の生まれです)、当時は「新人類」「現代っ子」などと呼ばれ、諸先輩方には理解し難い世代だったようです。しかしながら、私達の世代も「一度始めたことはやり遂げることに価値がある」との考え方が主流です。もちろん私も同様であり、依然としてその考え方に変化はありません。

良し悪しはさて置き、この「一度始めたことはやり遂げることに価値がある」という価値観が現代の若者には希薄なことから、私達の世代には理解できない転職希望が急増しているのではないでしょうか。苦しくて途中で投げ出したくなることも、忍耐強く続ければその楽しさや素晴らしさが見えてくるものです。仕事というものは、まさに「継続は力なり」であり、少々かじっただけでは理解できる代物ではないと思います。人生の時間の多くを費やすことになるだろう職場だからこそ、その時の自分に合った会社を探したいという気持ちは理解できなくもないのですが…

最近、「自分探し」という言葉が多く用いられます。苦しみ抜いて本当の、そして新しい、成長した自分を見つけるのか。それとも、あっさり諦めて、その時の自分に合った環境を見つけるのか… 教育の現場において個性を重んじるがあまり、「自分探し」の本当の意味を勘違いしているように思えてなりません。世の成功者といえる諸先輩方は、例外なく苦しみ抜いてこの「自分探し」を成し遂げています。「自分探し」とは自身の成長を伴う発見であり、継続してこそなし得るものだということを、将来を担うべき若者に伝えて行きたいものです。


テーマ:雑記 - ジャンル:日記

いけす割烹「ひさみち」にて会食 ~お気に入り珍味紹介~
昨晩は、お取引関係の方お二人と会食に出かけました。保険会社の松阪支社長、当社担当者の方、当方は私と営業部長の計4名です。当社は証券会社でありながら、数年前より積極的に保険業務に取り組んでいます。証券会社の保険業務といえば、「変額年金保険」をイメージするかもしれませんが、通常の保障商品としての生命保険、第三分野と呼ばれる医療・がん保険、自動車・火災などの損害保険、401K(確定拠出年金)など、広く保険業務に携わっています。この「保険業務推進のための打ち合わせを兼ねて」といった感じでしょうか。
◆保険業務については当社WebSiteをご参照ください◆

昨晩のお店は、松阪市平生町の「いけす割烹ひさみち」。ご主人自らが市場に出向き、充分に吟味した素材を仕入れているほか、紀伊長島から新鮮な魚介類、太地(和歌山県)からクジラも直接取り寄せているとのこと。味だけでなく価格もリーズナブルで大満足のお店です。20席程度のこじんまりとした店内ですが、いつも大繁盛。奥様の接客も素晴らしく、気軽に、そして気分良く美味しいお酒と料理が楽しめるお勧めの割烹です。

毎回、新鮮なお造りもいただくのですが、その他に必ず注文するメニューがあります。正に珍味の二品。その一品目は「マンボウのこわた」です。「マンボウのこわた」とはどうやら小腸らしく、軽く湯通ししたものを、酢味噌をつけて食します。「こわた」そのものの味はほとんどしませんが、食感はシャキシャキと歯ごたえがあり、上品な牛の上ミノといった感じです。
マンボウのこわた


二品目は「クジラの塩干し」。クジラを塩ダレで漬け込んだ干物で、軽く火で炙って食します。少々きつ目な塩加減に、クジラ肉特有の匂いがしてなんだか昔懐かしい味。使用されている部位は日によってばらつきがあり、油が多めでこりこりしている時と、油が少なめでビーフジャーキーのような時があります。具体的にどの部位かは不明ですが、今回は前者でした。個人的には後者のほうが好みです。噛めば噛むほどにクジラ肉の味わいが口に広がる感じです。
クジラの塩干し


いずれの品も、冬は熱燗、夏は生ビールや冷酒にぴったり。お近くの方はお出掛けいただき、ぜひお試しください。また、「クジラの塩干し」はインターネットのショップで購入することも出来ます。小生も時々自宅で楽しんでいます。


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小川和久氏 講演会にて テーマ「国際水準から見た日本の危機管理」
昨日、国際政治・軍事アナリストの小川和久氏の講演会に行ってきました。講演のテーマは「国際水準から見た日本の危機管理」です。小川和久氏は、日本初の軍事アナリストであり、現在安倍首相を議長とする国家安全保障に関する「官邸機能強化会議議員」のほか外務省、総務省、内閣府など数多くの専門委員を務め、新聞・テレビのコメンテーターとしても非常に有名な方です。物静かで落ち着いた方だと思っていましたが、実際にご講演を聞いてみると、非常に「熱い」話し方をされる方であり、情熱的な印象を受けました。

小川和久氏と筆者


ご講演の内容は非常に多岐にわたりましたが、印象に残っている内容を少し紹介します。

①日本の行政(民間も?)の特徴は「縦割り」であり、装備や設備、優秀な官僚などの持つ力を充分に発揮できずにいる。例えば災害発生時、自衛隊・警察・消防・海保などの連携を指揮する司令塔が存在せず、結果として日本国民自らの安全が脅かされている。税金を食い散らかしているようなもの。官僚も他省庁にまで及ぶ総括的な議論、案を避けようとするため、持てる力の半分も発揮できていない。

②日本の自衛隊は自国防衛能力こそ世界レベルに達しているが、外国を侵略できる能力(戦力投射能力)は備わっていない。
※だから軍備の増強が必要とのお考えではありませんでした、誤解なきようお願いします。

③日米安保体制には賛成であり、国防体制、軍事費面から現実論として継続維持していくべき。米国との利害関係も一致する。現在と同レベルの国防体制を独自で築き上げるには、国家予算に対する軍事費の比率を北朝鮮並に引き上げなければいけない。徴兵制も避けられない問題となる。

④国家国民の安全、国家の役割などについて、先進国国民としてのしっかりした思想を持つべき。それが国家の繁栄(経済的な)にもつながる。
※少々抽象的ですが、お話しがかなり広範囲だったため、記載は省略します。

⑤小池百合子防衛大臣は能力も高く適任。先般の中越地震でも一日6回(3往復だと思います)柏崎と東京を行き来しており、行動力もある。語学力(英語・アラビア語など)が高く、諸外国(米国など)から高評価を受けている。安倍首相のブレーン的な役割も果たしており、「日本のライス」と呼ばれることも。
※小池大臣は、「日本のライス」と呼ばれることに対して、『私は「カレー(加齢)ライス」です』と答えたそうです。ユーモアのセンスも高い!?

内容が濃すぎたため、全てを書き尽くすことが出来ません。また、理解が不充分なところがあるかもしれません。詳しくお知りになりたい方は小川和久氏の著書をお読みください。いずれにしても、充実した講演で、大変勉強になりました。小川和久先生、本当にありがとうございます。


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プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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