松阪証券 社長日記
企業人として、三重県で生業を営む者として、日々の発見、気づきなどを気まぐれに書きとめて行きます。
太宰府天満宮に行ってきました
4月27日(金)、福岡出張のついでに太宰府天満宮に行ってきました。

皆様よくご存じだと思いますが、太宰府天満宮は福岡県太宰府市にある神社です。菅原道真(いわゆる菅公)を祭神として祀る天満宮の一つです。初詣の際には九州はもとより日本全国から毎年200万人以上の参詣者があるとか。現在、京都の北野天満宮とともに全国天満宮の総本社とされ、また菅公の霊廟として篤く信仰されています。

右大臣であった菅原道真は西暦901年、左大臣藤原時平らの陰謀によって筑前国の大宰府に権帥として左遷され、903年に同地で薨去しました。薨後、その遺骸を安楽寺に葬ろうとすると葬送の牛車が同寺の門前で動かなくなったため、これはそこに留まりたいのだという道真の遺志によるものと考え、同寺の境内に廟を建立、天原山庿院安楽寺と号したそうです。一方都では、疫病や異常気象など不吉な事が続き、これを「道真の祟り」と恐れてその御霊を鎮めるために、醍醐天皇の勅を奉じた左大臣藤原仲平が大宰府に下向、道真の墓所の上に社殿を造営し、社号としての「天満宮」も併用されたとのこと。

まずは表参道から… 当日は天候も良く4月とは思えないような初夏の陽気で、上着を着ていると汗ばむほどでした。
参道

参道の画像ではよくわかりませんが、平日の昼間だと言うのにそこそこの人出です。西鉄福岡駅からの電車も満席状態。流石学問の神様、修学旅行か、はたまた社会見学か… 境内は学生さんたちでいっぱいです。
門

楼門をくぐると本殿へ。昭和25年(1950年)文化財保護法施行と同時に重要文化財に指定されました。
本殿

本殿では、時期的に入学祈願成就のお礼でしょうか、ありがたい神事が執り行われておりました。
おはらい

菅原道真公は言わずと知れた「学問の神様」です。それでは小生もと、大学生の愚息二人と愛娘一人にお守りを購入し、お土産としました。

帰りは再び表参道へ。太宰府天満宮での御神酒は梅酒です。また参道には名物「梅ヶ枝餅(うめがえもち)」と呼ばれる餡入りの焼き餅を販売している店が並びます。価格は均一で全店一個105円也。量や味、製法なども全く一緒なのでしょうか… 抜駆け禁止!一種の価格協定が結ばれているようです。ともあれ、上品な甘さの餡子とわずかに焼き目がついたお餅の香ばしさが大変おいしゅうございました。
梅が枝餅


今週からいよいよ二人きり
今週からいよいよ二人きり、夫婦水入らずの生活がスタートしました。

長男は一昨年、次男と長女(双子です!)は今年4月から、進学に伴いそれぞれ一人暮らしをはじめました。三者三様の進路で、文系・理系・芸術系。おまけに地域も東京・兵庫・愛知となり、バラエティに富んだ分布となりました。

五人でにぎやかだった二年前。反抗期で言うことをきかなかった子供たちに手を焼いたことも、今となっては懐かしい思い出です。妻は気が抜けたように、ため息が多い今日この頃。その都度「子供たちはみんな希望通りの進路に進めたのだから…」と声をかける小生。妻は「そうなのよね」と返しますが、慰めにもならないようです。

しばらくは妻の「ぼやき」を聞く毎日が続きそうです。


新年度
例年より、一週間ほど遅めでしょうか? 桜のつぼみもほころび始め、いよいよ本格的な春の到来。私ども松阪証券も、本日より新年度がスタートとなります。昨年度は、終盤こそ落ち着きを取り戻した株式市場でしたが、ほぼ一年を通して、ネガティブな話題に事欠かない一年間でした。震災の被害が明らかになる中でスタートし、福島原発問題、全国の原子炉停止、ギリシャを中心としたヨーロッパの混乱、米国債の格下げ、タイの大規模洪水、そして超円高等々。正に悪材料のオンパレードでした。また、メイドインジャパンのシンボル、エルピーダメモリの経営破たんは、悪い意味で象徴的な出来事だったと言えます。

今年こそは… 東京株式市場は、静かなスタートとなっていますが、そろそろ何とかしてほしい、何とかしなければなりません。地域の皆様には、例年にも増して、どうか松阪証券をご愛顧賜りますようお願いします。

さてさて、ブログの更新はずいぶん久しぶり、一か月以上経過してしまいました。これではいけない。また今日から、心を入れ替え、更新に励むことにします、反省。


食料自給率のナゾ その3
前々回、前回の記事に次ぐシリーズ第3弾、まだお読みいただいていない方は下記の記事から順にお願いします。

食料自給率のナゾ
食料自給率のナゾ その2

前回の記事本文でご登場いただきました農業技術通信社の浅川芳裕氏は、この食料自給率のナゾについて、著書「日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率」 (講談社プラスアルファ新書)、さらには著書のサマリーに当たる「食料自給率のインチキ」という小論をお書きになりました(文藝春秋2009年1月号)。その小論を読んだ当時の農林水産大臣、石破茂氏が激怒、課長クラスから文藝春秋の編集部に抗議があったそうです。「訂正しろ」「反論の論文を掲載させろ」ということでした。20項目ぐらいの質問状が来たので全部に答えたら、「今回の話はなかったことにしてください」と抗議を引っ込めたとか。

浅川氏はこうもおっしゃっています。「輸入農産物の中で、日本で生産できるものはたくさんあるんです。今は、海外にオーダーした方が良質のものが確実に納品されるから輸入しているんですよね。一つひとつの農産物について丁寧に対応策を考えていけば、輸入品に対抗できる。さらには、厳しすぎる国内の品質基準を国外市場の基準に合わせるなどすれば、輸出だってどんどんしていけるでしょう。すでにシンガポールの市場では、日本、中国、オーストラリアの野菜が三つどもえの戦いをしているんですよ。」

食料危機も杞憂に過ぎないとし「世界の食料供給量は、人口増加ペースよりも高い水準で増えています。過去40年の人口増加率は189%ですが、穀物の増産率は215%です。26%も上回っているんです。その結果、2009年末時点で、世界の穀物在庫は消費量の約20%に当たる4億5000万トンもあります。足りないどころか、むしろ過剰な生産と在庫に苦しんでいるということです。」

さらに、「そもそも食糧危機の原因は農業問題じゃない。ほとんどが購買力の低下とか物流の遮断が原因なんですよ。例えば、戦争が起きるとか、無政府状態に陥るとか。農業の話ではない。需要が増えれば、生産者は増産するんです。現在の需要に対して50年後に増産するわけじゃない。毎年、需要と価格を見て生産量を調整しているんです。小麦だけでも2007年から2009年にかけて世界で8000万トン増産されましたから。2007年に小麦粉の値段が上がったというシグナルだけで、農家は「俺も小麦をもっと作付しようかな」と考えた。それで8000万トン増えたんです。それが経済ですよ。また、世界中に遊休地というのがいっぱいあるわけです。既存の農地を全部使えば、200億人分ぐらいの穀物はつくれるんじゃないですか。なぜつくらないかというと、それだけの需要がないからですよ。」

う〜む、うなずけるご意見ばかり。確かに素人が考えても、我が国の減反政策はおかしな部分がたくさんあります。農林水産省の使命は、食料自給率を引き上げることのはずです。自給率を高めると言いながら減反しているんですから、完全に理論矛盾しているのではないでしょうか。

これは農水省に限らない話ですが、そもそも省の役割は何なのかという見直し、再点検が必要なのかもしれません。農水省は「農家保護」と「消費者保護」を行き来していますが、本当はどちらでもない。本来の役割は、農家を守ることでも、消費者を守ることでもありません。農産物、家畜が被害を受けないように、国家的な規制と制度をつくるのが農水省の役割ではないでしょうか。

だがしかし、現実はそう簡単ではありません。何しろ、日本の農林水産省職員一人当たりの事業的農家数は7人。対して米国は600人。仮にあるべき本来の役割に専念し、米国並みの職員数に人員削減するとしたらいったいどうなるのか… 単純に計算しますと、日本の事業的農家数600人に対する農林水産省職員数は85.7人ですから84〜85人が職を失うことになります。職員数は何人なのか不明ですが、何と、比率にすると98.8%以上の職員が解雇されることになるのです。

ちょっとお遊びです、逆説的に考えてみましょう。小社(松阪証券)の社員数は2012年2月現在で20名(役員を除く)。民間企業ですから、余剰人員は極力発生しないように努力しています。この状態を米国並みとしましょう。ではでは、我が国の農林水産省並みにしてみたら、社員数は20名×85.7倍=1,714名となります。恐ろしい数値が出てしまいました。恐らくわずか数ヶ月で債務超過に陥ること間違いなし!

我が国の財政がどんどん悪化している理由がよく理解できた、そんな気がしているのは、私だけではないはずです。


食料自給率のナゾ その2
前回の記事、「食料自給率のナゾ」の続編です。前回記事をお読みでない方は、こちらからお願いします。

さてさて、それでは参りましょう。

なぜ農林水産省は食料自給率が低いと都合がよいのでしょうか… 推測するに、一度巨大化した組織を縮小するのは容易なことではないからです。つまり必要がなくなってしまった農林水産省の役割を、国民から見た時には必要であるかのごとく装っている、そうです自己の保身のための偽装工作なのです。

例えば農水省役職員一人当たりの事業的農家数を見てみましょう。ちなみに、我が国と比較して食料自給率が高い米国のそれは600人です。それに対して我が国は、皆さん驚くことなかれ、何と7人にすぎないのです。それぞれの事情があるとはいえ、効率的には100倍弱の差があるとわけです。

農業技術通信社の浅川芳裕氏によると…
「そもそも農水省は農業を振興する機関のように見えるかもしれないが、本質は食料供給のための統制組織の名残にすぎない。明治期から独占的な食糧輸入商社のような機能をしてきた。輸入した食料を右から左に動かすだけで大きな利益を生み出せる。カロリーベース自給率が現れた(農林水産省が声高に食料自給率の低さを訴え始めた)時期と、独占権益が失われる自由化交渉のタイミングが重なるのは決して偶然ではない。」と断言していらっしゃいます。

ですから浅川氏は、我が国農業の衰退は国民の錯覚だともおっしゃっています。例えば農産物の生産量について。年々減少していると考えている人が多いかもしれませんが、実際には1960年の4,700万tが2005年には5,000万tへと300万t増産。しかも、農家数はその間に1/6に減少しており、1人当たりの生産量は過去40年あまりで6倍以上に向上しているそうです。

農業大国かどうかを判断する国際的指標「農業GDP」で見てみても、2010年の統計で我が国は堂々の第5位にランクイン。農家1人当たりでも第6位になるとのことです。ランキングだけから判断すると、立派な農業(GDP)大国のレベルとも言えます。ちなみに「農業GDP」とは、農業生産活動を通じて一年間に生み出される付加価値の総額です。

これらの強い農業を支えている要因の一つが品種改良技術ですが、これも世界でトップクラスは間違いありません。イチゴを例に挙げてみると、世界で約600種ある登録品種のうち、180種以上が日本の保有で世界一、シェアは30%以上になります。これにはやはり理由があり、世界の農業研究開発予算のうち、こちらも約30%を我が国が占めているそうです。そう言われてみると、各県にある農業試験場や農業高校、国立大学の農学部など、我が国は農業を学び研究する場に不自由することなどないお国柄です。

本当はこんなに強かった日本の農業。そしてこんなに余剰人員を抱えていた農林水産省。食料自給率40%のわけは、こんなところにあったようです。


食料自給率のナゾ
日本の食料自給率はどの程度か、皆さんはご存知でしょうか。はっきりとした数字は把握していないかもしれませんが、「大体の水準は知っている」という方がほとんどだと思います。農林水産省の発表(http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/pdf/22slide.pdf)によると、平成22年度の食料自給率は39パーセント。ただし、これは「カロリーベース」と明記されており、そのお隣には「生産額ベース」の69パーセントという、あまり国民の知らない高い数値が併記されています。この二つの数値、いったいどちらを信頼すればよいのか、あまりにもかけ離れた数値だけに、その意味や計算方法を調べてみることにしました。

まずは私達が慣れ親しんだ4割程度、「カロリーベース」から。農林水産省のHPによると…

「日本食品標準成分表2010」に基づき、重量を供給熱量に換算したうえで、各品目を足し上げて算出。これは、1人・1日当たり国産供給熱量を1人・1日当たり供給熱量で除したものに相当。
カロリーベース総合食料自給率(平成22年度)=1人1日当たり国産供給熱量(946kcal)/1人1日当たり供給熱量(2,458kcal)=39%

続きまして私たちのあまり知らない「生産額ベース」の方は…

「農業物価統計の農家庭先価格等」に基づき、重量を金額に換算したうえで、各品目を足し上げて算出。これは、食料の国内生産額を食料の国内消費仕向額で除したものに相当。
生産額ベース総合食料自給率(平成22年度)=食料の国内生産額(9.7兆円)/食料の国内消費仕向額(14.1兆円)=69%

ここで、もう一度「カロリーベース」に戻ります。計算式の分母の部分に注目してみましょう。1人1日当たり供給熱量(2,458kcal)の計算方法は、下記の通りとなります。

1人1日当たり供給熱量(2,458kcal)=国産供給カロリー+輸入供給カロリー+ロス廃棄カロリー

さて、既に皆さんはお気づきだと思いますが、計算式の最後に出てくる≪ロス廃棄カロリー≫とは何でしょうか?現実の食卓では「小売店の店頭にならびながら」「食卓にのぼりながら」廃棄されてしまう食材量(カロリー)が相当数にのぼります。そうです、廃棄された食品が多ければ多いほど分母が大きくなる、すなわち食料自給率が低くなるような仕組みとなっているのです。

実際に、近年廃棄されている食材は年間900万tに及ぶそうで、食料自給率の計算の分母となる供給カロリーは2,458kcalですが、日本人が一日に摂取する平均カロリーは1,800kcalほどですから、それ以外の650kcalは食べられることなく廃棄されています。分母を摂取カロリーとして食料自給率を「国民1人1日当たりの国産供給カロリー÷国民1人1日当たりの供給カロリー」として計算しなおすと、日本の食料自給率は50%以上になります。果たして日本の食料自給率が国際的に本当に低いのか… 疑問が残る結果となりました。

続きまして主要先進国との比較について、農水省が公表しているグラフをご覧ください。
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/pdf/2007foreign-country-suii.pdf

グラフにある各国の自給率は、日本の農水省が独自に推計したものです。日本を除く海外諸国はカロリーベース総合食料自給率の計算をしていないとか。とある農業関係の雑誌がこの計算方法について農水省に取材したところ、「食料安全保障の機密上出せない」との回答があったそうです。

数字のマジックならぬ農林水産省のマジック、これで「自給率を上げることが我々の使命である」という農林水産省の公然としたミッションが出来上がりました。農林水産省は、我が国の食料自給率が低い方が都合がいいわけです。断言はできませんが、そうとしか考えられない結果となりました。次回以降で、その辺りを更に掘り下げてみたいと思います。


日本最古の平仮名いろは歌
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす

何を今さら、皆さんおなじみのいろは歌ですが、正式(?)にはこうなります。

色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならん
有為の奥山 けふ越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず

その意味は、大体のところこんな感じです。

花は咲いても散ってしまう
そんな世の中にずっと同じ姿で存在し続けるものなんてありえない
「人生」という険しい山道を今日もまたひとつ越えて
はかない夢は見たくないものだ、酔いもせずに

いろは歌は、全ての仮名の音を使って作られている歌で、手習い歌の一つです。七五調四句ので構成され、手習い歌として最も著名。近代に至るまで長く使われました。そのため、全ての仮名を使って作る歌の総称として使われる場合もあるとか。また、そのかなの配列順は「いろは順」として中世〜近世の辞書類等に広く利用されました。

前置きが長くなりました。このほど、ご当地三重県明和町の国史跡斎宮跡から、このいろは歌が平仮名で書きこまれた素焼の土器の破片が発掘されました。土器の年代から平安時代後期(11世紀末〜12世紀前半)のものと推定され、平仮名のいろは歌の史料としては日本最古、女官が文字を覚えるために書いたと考えられるとのこと。

ぬるをわか

見つかったのは土器の破片四個で、つなぎ合わせると縦6.7cm、横4.3cm、厚さ1cm。素焼きの皿の一部で、内面に「ぬるをわか」、外面に「つねなら」と、いろは歌の語の順に平仮名が書かれています。当ブログでも紹介したことがありますが、斎宮は飛鳥時代から南北朝時代にかけての朝廷の機関で、天皇の代わりに伊勢神宮に仕えるため、都から派遣された皇女「斎王(さいおう)」が過ごした場所です。土器は、平安時代に斎王の宮殿があったとされる場所で見つかりました。素焼きの皿は当時、儀式用に大量に作られ、使用後に捨てられた皿が文字の練習にも使われたのでしょう。斎王に従って都から来た女官は教養を持っており、皿のいろは歌は地元で採用された下級の女官が文字を覚えるために書いた可能性が高いそうです。

斎宮跡では、平仮名が書かれた土器は九世紀後半以降のもので約七十点見つかっていますが、いろは歌と判別できたのは今回初めて。土器は今月21〜3月11日まで、斎宮歴史博物館で公開、展示されます。皆さんもお出かけになってみてはいかがでしょうか。


藁にもすがる思いで
皆様、新年明けましておめでとうございます。このところ、ブログの更新頻度が低下気味ですが、今年こそは暇を見つけ、コツコツとアップしたいと思います。今年も当ブログをよろしくお願いします!

さて、低迷が続く我が国株式市場。藁にもすがる思いで、昨年も引っ張り出してきた相場格言から…

「辰巳天井、午しり下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる」。さらにもうひとつ、「戌亥の借金、辰己で返せ」。

昨年はどうだったか… 平成23年は卯年でしたので、格言では「卯は跳ねる」。一万円以上の水準でスタートした日経平均でしたが、東日本大震災発生や欧州経済の混乱など、相次いで予期せぬトラブルに見舞われ、不発に終わったようです。

では今年はどうでしょうか。格言通りであれば、「辰巳天井」、または「戌亥の借金、辰巳で返せ」となります。またデーター面でも同様に、戦後東証再開来1949年から2010年の約60年間、十二支ですのでほぼ5周期になりますが、干支別の騰落率ランキング一位は「辰巳天井」の辰年は+29.0%で第1位です。今年は期待できそう? 平成24年の株式相場が、今回こそ格言通りの展開となりますよう、ただただ祈るばかりです。

実際の株式市場に目を転じてみましても、株価低迷により、武田、三菱商事、三井物産、リコーなどと言った業界のトップ、またはトップレベルの優良企業の配当利回りが急上昇中、現在の金利水準からすると夢のようなと言っても過言ではない、5%台、4%台に放置されております。正に、「人の行く裏に道あり花の山」かもしれません。

また、実際の我が国経済に注目してみましょう。昨年3月発生した、東日本大震災ですが、遅れております復興が今年はそろそろ本格化するでしょう。また、業種によっては悪影響を及ぼす懸念も指摘されておりますが、TPP交渉参加についても、我が国経済全体としてその影響を考えた時、トータルでは必ずプラスに作用するとの判断ができるはずです。

目を海外に転じてみても、NYダウの上昇が表す通り、米国の景気は持ち直しから本格回復の兆しが出てきています。加えて、今年は大統領選挙の年でもあり、世界経済に及ぼす(好)影響は小さくないはずなのです。格言通り、戌亥の借金が辰巳で返せる年になるのでは… 期待は膨らむばかりです。

一方、小生なりに懸念材料、マイナスに作用する点も数点上げておきましょう。まずは欧州経済動向。何の根拠もありませんが、ユーロ相場は今年もじり安となるでしょう。対円での水準はさておき、ひょっとすると「1ドル=1ユーロ」当たりまで覚悟しておかなければならないと考えています。もう一つは我が国政府のかじ取り。少なくとも、日本経済回復の足を引っ張ることだけはやめてほしい。前政権が立派だったとは言いませんが、経済について論じるとき、これまでの民主党政権は「百害あって一利なし」? ちょっと言い過ぎました。

なにはともあれ、新たなる年平成24年が、皆様方にとって最高の一年間となりますよう、そして、皆様方の御健康、御多幸をお祈りしします。




恥をさらすようですが…
まずはこの画像をご覧ください。

折れたシャフト


余計な説明は不要だと思いますが、これはシャフトが折れたゴルフクラブ(9番アイアン)です。先週の土曜日(12月17日)のこと、前職の先輩と後輩、現職の同僚と4人で、我がホームコースである西日本セブンスリーゴルフクラブに行ってきました。この日はIN(10番ホール〜18番ホール)スタートでしたので、事件が起きたのは午後の3ホール目、3番ホール。ひとつ前の2番ホールではティーショットがOBでしたので、次こそはと気持ちを切り替えていざティーグランドへ向かいます。

力みすぎても、慎重になりすぎても上手くいかないのがゴルフというスポーツのの難しいところ。案の定、3番ホールのティーショットは右のラフの更に右側、木立の中へ一直線です。「ゴルフは上がってナンボや」と強がりを独り言呟きながら、木立の中をボール探しに右往左往。ようやく見つけたボールは、林立する樹木が邪魔になり真横(左)に出すか、グリーンに少しでも近づけるべく斜め左前方向に出すか、思案のしどころでした。斜め左前方向には、フェアウェイ・バンカーが横たわっており、その向こう側が狙い目。ここは2番ホールのミスを取り返すべく、ギャンブルしてみることにしました。

当然、目の前に横たわるバンカーを越えることが、最優先課題となります。ここで、多少強めに打って左側のラフに入ってもしょうがないと考えたのが運のつき。いやな予感は的中し、ボールはバンカーに入ってしまいました。「後悔先に立たず」のことわざ通り、ため息をついたであろう小生ですが、次の瞬間、目の前が真っ暗になるような事態に陥ろうとは…

結果は先の画像の通り。強めに打たなければと考えたため、ショット前の素振りでは当たらなかった左前の樹の幹に9番アイアンのスチールシャフトが直撃。ぶつかったのに不思議なくらい衝撃を感じなかったのは、シャフトが中ほどから綺麗に折れてしまったせいでしょう。直角にぐにゃりと曲がった愛用のクラブを目の前に、いつかとまったく同じ「やってしもた」とつぶやいたかどうか…

それから残り6ホール、9番アイアンなしでクラブハウスまで帰ってきたわけですが、なんともはや、後味の悪い一日になってしまいました。小生レベルのゴルフでは、一ラウンドすればこのようなトラブルはつきものです。そんな時、擬似的な一打罰を受け入れ、如何に確実な方法を選択するか。良い勉強になったと自身に言い聞かせて、力なく両肩を落とし、うなだれながら帰路に就く小生でした。


明日の神話
『明日の神話』は、岡本太郎が制作した、縦5.5メートル、横30メートルの巨大壁画です。現在展示されているのはJR渋谷駅と井の頭線渋谷駅の連絡通路。前々から一度見てみたいと思っていた作品、念願の初対面です。壁画下に映っている人と比較していただけば、そ大きさがご理解頂けるでしょう。
明日の神話

『明日の神話』とは… 『明日の神話』が描かれたのは、『太陽の塔』の制作と同時期の1968年から1969年。メキシコの実業家から「新築ホテルのロビーを飾るための壁画を描いてほしい」という依頼を受けた岡本太郎が、現地に何度も足を運んで完成させました。しかし、依頼主の経営状況が悪化したことでホテルは未完成のまま放置されることになり、『明日の神話』もロビーから取り外されて行方不明に。永らく行方がわからなくなっていましたが、2003年9月メキシコシティ郊外の資材置き場で発見され、岡本太郎記念館館長だった岡本敏子が壁画を日本へ持ち帰り修復に着手。2008年11月17日より、この場所に展示されています。

中央の骸骨のような部分をアップで撮影してみました。
骸骨

この角度では少々わかりにくいのですが、白い骨の部分は少し盛り上がっており、立体感が出るよう描かれています。壁画のすぐ下から撮影してみると、その様子がわかります。
骸骨の立体感

岡本太郎がこの作品で何を表現しようとしたのか… 前出の岡本敏子さんによると、『明日の神話』は原爆の炸裂する瞬間を描いた、岡本太郎の最大、最高の傑作だそうです。皆さんの目には、どう映るでしょうか?

ご興味のある方は、webサイト(http://www.1101.com/asunoshinwa/index.html)をお訪ねください。もちろん現地へも、百聞は一見にしかず、その存在感に圧倒されるはずです。




プロフィール

証券人(しょうけんびと)

Author:証券人(しょうけんびと)
約13年間の大和証券勤務を経て、1998年1月松阪証券に入社
2006年4月代表取締役社長就任
現在に至る



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